ニューヨークでは、ニューヨーク市やブロンクス市などは、affordable unit(手頃なレントの部屋)を時々募集しています。その部屋に入居するには、その市の抽選に申込し、抽選に当たることが前提です。これをaffordable housing lotteryと言われています。

 その例として、 236 Berry Street, Brooklynに新築された8階建ての賃貸アパートがあります。全体で50ユニットあり、その中で15ユニットの1 Bed unitが対象になっています。

 募集条件として、 地域の中間所得の130%収入の人が対象です。具体的な収入の範囲は1人家族113,726ドル(約1683万円)から3人家族165,230ドル(約2445万円)になっています。借りれる1 Bed unitのレントは3317ドル(約49万円)です。

 ニューヨーク地域は、マンハッタンのみならずブルックリン、ブロンクスも賃貸アパートの賃料が上昇していますので、中間所得層の人にも手頃なレントの賃貸アパートを市が提供しています。

 しかしながら、日本人の感覚では、1LDKで家賃49万、一人暮らしの年収1680万円の人は高収入の範囲に入るのでは、と思いますが。これがアメリカと日本の経済格差でしょうか?