アメリカの不良資産の金額や物件は、内密に処理されたり、開示されずに隠されていますが、時々マスコミなどに数字や物件が出てきます。
そこで、金融データ分析会社のMSCIはアメリカの不良資産レポートを発表しました。
MSCI社によると、2023年第4四半期までの不良資産総額は約858億ドルと言っています。その内訳は、オフィスが355億ドル、小売店舗が216億ドル、ホテルが147億ドル、賃貸アパートが96億ドル、物流配送が16億ドル、その他が28億ドルとなっています。しかし、これは明らかに不動産レベルの損失である。
地域別では、
中部大西洋岸(ニューヨーク州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、デラウェア州、メリーランド州、ワシントンD.C.、ウェストヴァージニア州、ヴァージニア州)103億ドル、
中西部 134億ドル、
北東部 269億ドル、
南東部 86億ドル、
南西部 92億ドル、
西部 167億ドル
また、潜在的な不良資産は、不良資産の3倍の2,346 億ドルあると報告しています。
内訳とした賃貸アパートが673億ドル、オフィスが547億ドル、ホテルが355億ドル、小売店舗が349億ドル、物流配送が290億ドル、その他が133億ドルと言われています。