RentCafeによると、アメリカの新しい世代であるミレニアル世代やジェネレーションZ世代にとって住宅を所有することは優先する事ではないため、賃貸を選ぶ方向へアメリカ人の価値観は変化しています。

 アメリカでは4,300万世帯が賃貸アパートに住んでおり、これは過去半世紀で最も高い数値になっています。住宅を購入できる高所得者世帯の間でも賃貸は人気があります。

 実際、米国国勢調査データ(IPUMSデータ)の最新の分析では、年収が150,000ドルを超える賃借人の数が2015年から2020年の間に82%増加したことが示されています。また、現在のアメリカでは260万人の年収15万ドル以上の高所得者が賃貸住宅に住んでおり、億万長者の賃借人も含まれています。

 さらに興味深い現象は、過去数年間で年収100万ドルを超える億万長者の賃借人の台頭です。米国国勢調査データ(IPUMSデータ)の最新のデータによると、収入が100万ドルを超える賃貸世帯の数は2020年に3,381という過去最高に達し、2015 年の1,068人の約3倍に増加した点です。