アメリカの戸建住宅の賃貸物件は、昨年2022年は賃貸募集の期間が平均22.6日間でした、とHouseCanary社が言っています。
この期間は2021年と比較し約1日(約4.4%)増加しました。これは賃貸戸建住宅の供給が増加していることを表しますが、賃料は引き続き高止まりしており、戸建住宅の賃貸料が前年比で6.8%増加しています。
戸建て住宅の区分を寝室数で分ける場合が多く、戸建賃貸物件のレントの上昇を分析すると2ベットルームの戸建レントが1993ドル(約26万円)になり前年比で10.8%上昇しています。
アメリカの地域で見ると、東海岸と企業が移転し集まってきている中西部のレントが上昇しています。
例えば、インディアナ州インディアナポリスやサウスカロライナ州チャールストンなどMSA(Metropolitan Statistical Areas大都市統計地域)が上昇してしております。
戸建レントの上昇した地域
1.インディアナ州インディアナポリス地域
2021年末の家賃中央値: $1,300
2022年末の家賃中央値: $1,700
家賃上昇率: 30.8%
2.サウスカロライナ州チャールストン地域
2021年末の賃料中央値: 2,195ドル
2022年末の賃料中央値: 2,750 ドル
賃料上昇率: 25.3%
3.コネチカット州ニューヘブン地域
2021年末の賃料中央値: 2,250ドル
2022年末の賃料中央値: 2,800 ドル
賃料上昇率: 24.4%
4. フロリダ州ネープルズ地域
2021年末の賃料中央値: 5,200 ドル
2022 年末の賃料中央値: 6,448 ドル
賃料の上昇率: 24.0%
5.ペンシルベニア州ピッツバーグ
2021年末の賃料中央値: 1,520 ドル
2022 年末の賃料中央値: 1,872 ドル
賃料の上昇率: 23.2%
戸建てレントの下がった地域
1. テネシー州メンフィス
2021 年末の賃料中央値: 1,800ドル
2022 年末の賃料中央値: 1,695 ドル
賃料の減少率: -5.8%
2. フロリダ州ポート セント ルーシー
2021 年末の賃料中央値: 2,800ドル
2022 年末の賃料中央値: 2,650ドル
賃料の減少率: -5.4%
3.フロリダ州ケープコーラル
2021年末の賃料中央値: 4,000ドル
2022年末の賃料中央値: 3,795 ドル
賃料の減少率: -5.1%
4.フロリダ州パームベイ
2021 年末の賃料中央値: $2,300
2022 年末の賃料中央値: $2,200
賃料の減少率: -4.3%
5.アリゾナ州フェニックス
2021年末の賃料中央値: 2,350ドル
2022年末の賃料中央値: 2,300 ドル
賃料の減少率: -2.1%
戸建て住宅の賃料について、フロリダ州全体が新型コロナウイルス感染症のパンデミックの期間中に大きく上昇したため、その反動でレントが下がっているようです。