ニューヨーク市の財務局によると市の全体の不動産評価合計額はNYのオフィスビルの空室の影響によるオフィスビル評価額悪化があるにも関わらず、戸建住宅価格の急上昇によって上昇し、固定資産年度が始まる7 月には、ニューヨーク市の不動産評価額が約6.1%上昇すると予測しています。

 NYC の財務局の発表によると、NYCに所在する大よそ110万件の不動産マーケット価格を1兆4800億ドルと推定し、ニューヨーク市全体の固定資産評価額は2,870億ドルに計算され、4.4%増加しています。固定資産税はニューヨーク市の最大の財源であり、市の予算1,064 億ドルの約3分の1になると言われています。

 戸建住宅の推定されるマーケット価格は、ニューヨーク市全体で8.3%上昇し7,650億ドルになり、特にスタテン アイランド区の戸建住宅は5区(ブロンクス、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズ、スタテン アイランド)の中で最大の12.1%の上昇を記録したと市は言っています。一方、Co-Ops(居住権)、コンドミニアム、賃貸アパートの評価額は約1%上昇して3,510億ドルになっています。