サンフランシスコの住宅賃料は依然としてパンデミック前の水準を下回っており、コロナ前の完全な回復にはしばらく時間がかかる可能性があると、San Francisco Business Timesは、言っています。

 サンフランシスコのアパート賃料は、2020年第1四半期から10.9%下落していると、Apartment Listのデータで示されています。しかし、Apartment Listのデータによると、11月のアパートの家賃の中央値は2,238 ドルになり、レントが下落しているにもかかわらず、サンフランシスコのレントはアメリカで賃貸住宅を借りるのに最も高い都市の1つになっています。

 この理由は、新型コロナウイルスが発生する前の10年以上前から、サンフランシスコのハイテクブームにより住宅の高騰が継続し、同様に住宅のレントが上昇し続けてきたことが原因になっています。
 また、新築住宅の開発には、建築費の高騰、長い許認可の期間などがあり、供給に制限されている事も原因のひとつです。