ウォール・ストリート・ジャーナルがレポートするには、石油大手のエクソン・モービルの社内メモによると、第3四半期に記録的な利益を上げているにもかかわらず、ヒューストンの近くに所在する2014年オープンしたテキサス州スプリング市の研究施設を含む広大なオフィスの未使用部分であるオフィス・スペースのリースまたは売却する可能性がある、と言っています。 

 エクソンモービルは、建物スペースの約50%程度しか利用しておらず、10,000名の社員が働けるように建設されました。

 石油メジャーのエクソン・モービルは、本社をダラス郊外のアービングからスプリングキャンパスに移転をしている最中であり、来年には移転を完了する予定です。移転完了しても従業員の数が少ないため、会社は多くのスペースを必要としません。

 エクソンモービルの検討中のオプションの1つは、敷地内の14 棟のオフィス ビルのうち5棟を閉鎖する案があります。

 Cresa社の第3四半期のオフィスレポートでは、ヒューストンのオフィスの空室率は23.4%であり、オフィスリースは新型コロナウイルス感染症のパンデミック前の約75%の水準にあり、空室率はまだ底を打っていない、と述べています。

 

 なお、エクソンモービル社はこの移転により、2023年までに60億ドル(約9000億円)のコスト削減が見込まれています。