アメリカの国土は広くため、不動産投資の観点から西部地域、東部地域、北部、南部ではレントが上がっている地域、住宅価格が上昇している地域、等が様々です。賃貸アパート投資のNOI(ネット賃貸収益)について、Trep社のレポートでは、アメリカ全体でNOI(ネット賃貸収益)は、3.5%上昇していると言っています。

 地域的に見ると、サンベルト地域と西部地域の人口流入が継続しており、住まいへの需要が強くなっているため、賃貸アパートのレントも上昇しています。また、人口が増えているため生活に欠かせない店舗や商業施設の開発も計画されています。

 CMBSへの投資が5億ドルを超える州の中で、NOI(ネット賃貸収益)が上昇した州は、アリゾナ州が前年比11.13%上昇、ユタ州10.47%、サウスカロライナ州9.75%、ニューメキシコ州9.41%でした。一方、NOIが下がった地域はワシントンDCが▲10.27%減少、ニューヨーク州が▲4.63%減少、マサチューセッツ州が▲3.07%減少でした。

今のアメリカは、全体的に経済が好調ですが、特にサンベルト地域は人口が増え、企業も増え、経済がより好調のようです。