昔から集中力の無い私ですが、セミナーを開催する、といった目標を立てているので、その準備のためにしなくてはいけない事が増えきています。疲れたし、めんどくさいな・・・といってダラダラ時間を無駄にしている余裕がなく、自分を半強制的に集中力を高めるモードに切り替え、準備を整えています。多分目標がなければ、相変わらずダラダラと無用なTVを見たり、非生産的な飲み会等に時間を費やしていたでしょう。しんどいな、と思う反面、一歩一歩目標に突き進んでいる心地よさも感じています(外部環境の強制力を利用し、追い込む)。
人生の中において経験(値)を増やすということはとても大切な事であり、また、経験を身につけるために新しい事にチャレンジをするのは素晴らしい事だと、誰もがそう思っているはずです。しかしながら、この「経験」という言葉の意味をはきちがえて解釈をすると、自己成長を止めてしまう恐れもあります。例えば、仕事や人間関係において、「俺はおまえよりもこの会社で長く働いているから、俺の言うとおりにしていればいいんだ」、とか、「今まで同じやり方でずっとやってこれたので、黙ってとにかく同じ通りにしなさい」とか、「あなたは経験がないから、口を出さないで」とか。
上記の例は極端かもしれませんが、経験の有無による経験知の尺度にのみフォーカスを当てプライドを持つと、逆に、他者の意見や評価を軽視しがちになり、自分の物差し(ベクトル)だけで物事を判断してしまう傲慢な人間になってしまう恐れもあります。経験が増えるのは良い事ですが、経験を積み重ねるということは、先入観や、偏見が増え、理解(考え方)が固まる、ということでもあります。いくら経験を積んでも、頭だけは柔軟にしておかないと、経験が増えることがマイナスに作用し、思考・行動ともに自分の枠内にとどまりがちになり、変化を恐れ、逆に世界観が縮小していってしまう、という乖離が生じます。
そうならないためには、経験を1つ増すごとに、2倍の好奇心(探究心)を増やす。つまり、経験(値)≦好奇心(探究心)という公式が成り立てば、いくら経験値が増えても、自分の枠にとどまることはなく、新しい世界(人)に対して興味を持ち、「知りたい・学ぼう」という謙虚な姿勢で世界(社会)や人と対峙出来るはずです。逆に、経験値)≧好奇心(探究心)の状態になってしまっては、「俺(私)はこのままでいいんだ」と思いこみ、それ以上の自己成長が望めなくなります。TVゲームの世界では主人公のLVを上げていくと、いつか、MAXの状態に辿りつきますが(LV99とか)、現実世界ではどんなに経験を積んでいったとしても、行き着く、ということはありません。経験が一つ増せば、貪欲にその倍の好奇心(探究心)を持つ。そんな状態を常に意識しておきたいものです。