大分には港が結構あって、そのいくつかには園が併設されているところがある。
大きな船が入港してくる様はとても迫力があって、親子連れなどが楽しそうにその様子を眺めている。
それ以外にも漁船はもちろん、島への定期便、カ-フェリ-、つり船、などなど、大分にいると、わりと船舶は身近な存在だ。
私のまわりにも船に関係した仕事をやっていらっしゃる方がおおくて、一度、遠洋漁業から戻ってきたばかりの船から持ってきた、というマグロの巨大な赤身の塊を頂いた事もあった。
うふふ。
あんなに美味しい海産物を、あれ以来食べた事がない。
もう時効(・・・かな?)と思うので白状すると、中学生の頃にはよく船の無免許運転をした。
船といっても船外機がついてる簡単な木製の船で、ずいぶんと古ぼけた感じの船だ。
釣りが趣味だった私は、よくその船に乗っては沖に出て手釣りで太刀魚なんかを釣っていた。
遊び半分という浮ついた感覚ではなく、生活の一部として、まるで自転車にでも乗っているかのような気分で船を動かしていた。
今はもう大分の釣り人のメッカとなって、渡し舟と釣り人でごったがえすようになった通称「一文字」にもよくでかけた。
これは、沖に浮かんだ長さ2.6kmにも及ぶまっすぐな防波堤で、もう、釣りをするにもぼ~っとするにも(またか!)もってこいの場所だった。
もちろん携帯なんて余計なものもなかった時代で、思う様釣り糸をたれながら物思いにふけったものだ。
な~んて話を先日母にしたところ、「・・・船?うちに船なんかなかったよ」とのこと。
私 「え、だってオヤジがこれ俺の船、いつでも乗れよっていってたよ」
母 「それ、多分うちのじゃないよ。一度、他人様の船の船外機を海に落っことしたって言ってね、弁償したって騒ぎがあったけど」
私 「・・・台風で船は沈んだって、だからもうない、って聞いたけど」
母 「そんな話はしらない。たぶん、その船のことじゃないの。かっこつけてアンタにはそう言ったんだよ」
私 「・・・・じゃ、私はずっと他人様の船を乗り回してたのか!(しかも無免許で!)」
な~んてオチでした(笑
でも、小さな船とはいえやっぱり自分で動かして海を行くのはなかなか気分のよいもの。
いつか、小さな船の免許が取れればいいな、と思っています。