今日の午後は犬も歩けば…でした。2日続けて晩御飯を食べたTree Vegan Kitchenという店が気に入って、またお昼を食べに行ったのですが、店はまだやっておらず1時間後に来てくれと言われました。それで、まだ行ったことのない、その先の細道を歩いてみることにしました。
そうしたら、昨日も一昨日も道で会っていた手工芸品売りのおばさまと出会ってしまったのです。うーむ、今日こそは買わない訳にいかないかと思って、家は近くか? 仕事場を見せてもらえないかと訊くとOKだと言うので、見せてもらうことに。
着ているのが明るい色の民族衣装だったので、ザイかと訊いたら、黒モンとのこと。黒モンの服は分厚くて暑いので、涼しいザイの服を着ているとのことでした。
もしかすると営業用にザイの服がよいということかもあるのかも知れません😅 黒モンの女性たちが商売熱心で、時には強引と言われることもあるのに対して、ザイの女性は家の外に出て物を売って回るようなことをしないというようなことを書いてあるブログがあったからです。
こちらが黒モンの民族衣装です。
目の前は彼女の家の棚田でした。縁の方に枯れた稲があったのですが、それはその細道を通る水牛に食われたからだと…。
家に着いてまずは商談。思い切って、藍染の布を3枚、買ってしまいました。
黒モンの布の特徴は藍染(インディゴ)、ロウケツ染め(バティック)、手刺繍だそうです。
どこの家にも藍染した布が干してあります。藍染は5分漬けては干すということを20回繰り返すと言っていたと思います。
一方、花モン・白モンは、カラフルな色遣いで、いまでも麻(ヘンプ)の生地のものが多いようです。これはハノイで買ったヘンプのポーチです。
どんなものを食べているのか知りたかったのもあって、お昼を食べさせてくれないか、お金はお払いするからと言ったらOKだったのでお昼も頂くことに😅 木こりをしているらしい夫が帰って来たので、彼が料理してくれると。結局、ご飯と鶏とインゲンは残り物?でしたが、夫がバイクで牛肉を買いに行って、炒めてくれたようでした。その間も、彼女は縫い物をしていました。夜縫って、昼間は売りに行っているそうです。
バティックはお母さんがやっているということでした。ビーズ細工のショールは作るのに3ヶ月とか掛かるそうで、それでも100万ドンと言っていました。ミシンもありました。