「ただ、好きな子と普通にデートしたかっただけなんだよ」
著者: 満田 拓也
タイトル: MAJOR 54 (54)

サンデーでの最長記録を伸ばしている、野球漫画。
ついに54巻の登場♪

 
いよいよ3Aでの、ギブソンJrとの対決にも終止符の時が!!
投げる吾郎。打つギブソンJr.
本気の男同士の熱き戦いの果てにあるものとは!?
 まぁ、そんな事はおいといて。

今巻の主題は、幼馴染の清水薫との恋話ですね。
今まで何人もの女性が出てきたことだけど、ようやくここにして正式ヒロインの座をGET!!
小学生編から出てきた甲斐がありましたねー。
 途中で女ピッチャーだとか、女性マネージャーとか、色々恋愛フラグも立ってたようだけど我慢し続けたのは、さすがです!!
前作の「健太やります」では、こうした恋愛話はあんまり出てこなかっただけに、読んでみると新鮮な感じがw
もっと突っ込んだ話も書いて欲しいと思います。

 
そして、話は野球W杯へと!!
世界中でのNo.1を決める戦い。
吾郎が燃えないはずがない。
そしてやっぱり、選手になれるように画策するのだけれど・・・・?

 
そろそろ最終回がみえてくるのか?
それもと、まだまだ続くのか??
毎週楽しみにしてますよ~♪
自分は続いて欲しい派です!!
「傑作だぜ」
著者: 西尾 維新
タイトル: ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種

戯言シリーズ、最終幕・中篇。
「赤き制裁VS橙なる種」
冒頭から、西尾節フルスロットルでかましてくれます。
以前から名前には挙がっていた、想影真心。
その正体と、能力が発揮!!
あの哀川潤でさえ、赤子扱い!!
まさに、最終ボスの名にふさわしい存在です。

 
とはいえ、物語はそう単純には進まないです。
片っ端から、人が死んでいく。
味方も敵も関係なし。
エンディングにむけて、後何人死んじゃうんだろう・・・。
 
 
今回も魅力的なキャラが沢山。
好きだったのが古槍頭巾ちゃんだなー。
ただの能天気でアホで今時な女子高生かと思いきや。
狐さんには、思いっきり能力を高く評価されてるし。
でも、これから活躍するって所に・・・・(涙
あと、「にんにん」のあの娘かー。
まさか、キャラがたつのはいいけれど、変な方向にいっちゃってない?
かわいいからいいけどw


それにしても、零崎人識はかっこいい!!
絶対でてくるだろうと思って、読み進めてて。
もうこのチャンスしかない!!って時に、登場。
シビれます。
いーちゃんとの、掛け合いもいい感じ。
これで、エンディングまでの主要キャラは出揃った!!

 
最後の下巻、青色サヴァンと戯言使い。
楽しみにしてまっす!!
(でも、何時になることやら・・・)
「全てのカラクリが、ようやく見えてきました」
著者: 高田 崇史
タイトル: 試験に敗けない密室―千葉千波の事件日記 夏休み編


再開第一弾は、千波くんシリーズ夏休み編

前作と同じようにパズル満載の中篇です。
事ある毎にパズルが出て来て、密室も満載。
ひとつの密室が出てきたら、次の密室が出て来て、それを検証するまもなく次の密室が出て来ます。さすがの千波くんもてんてこ舞い。
果たして結末を見破ることが出来るのか??

 
面白いのは、千波くんの推理がまったく空振りしていく事ですね。
このシリーズでは、探偵役であるはずの千波君の推理が、まったくもって外れてしまう。
最後まで読めば、それも納得。
そりゃ、千波くんでも負けちゃうわけですな。


小話の中で印象的だったのが、屋根の上を走る自転車が一列になって走るネタっす。
読んでいた時には、何でだろ~と思ってたけど、ネタがわかれば納得。
こんな景色に出会いたいなっと。
きっと幻想的なんでしょうwww
しばらく空いていましたが、再開します。

これからも応援のほどをヨロシク♪
「ただ、俺の魂にだ!!」

著者: 久保 帯人
タイトル: BLEACH 17 (17)

表紙の夜一さんがエロイ・・・・。
ちょっと買うの躊躇しましたw

 
前半戦は朽木白夜対阿散井恋次
後半戦は更木剣八対東仙要
どちらの戦いも、お互いの意思がぶつかっています!!
 
 
圧倒的な力の前に、傷つき倒れそうになる恋次。
しかし、己の魂までは負けられない。
誇りを守る為の戦いに、いざ立ち向かう。

 
この漫画の登場人物達って、それぞれに確固たる意思があるのがいいですよね。
自分の目的のために、戦う意義のために、戦っている。
とても強い意志を持った人々。
 
 
とはいえ、この漫画も死なないですよね。
あんだけ、血ながして傷ついているのに、これまでほぼ誰も死んでいないという。
ONEPIECEと同じくらいありえないw

 
でも、好きだから応援してますけど♪
「やぁ、ぴいくん」

著者: 高田 崇史
タイトル: 試験に出るパズル―千葉千波の事件日記


あなたは、ミステリが好きですか?
 ⇒ミステリは一杯出ています。好きなのを読みましょう。
 
あなたは、パズルが好きですか?
 ⇒パズル雑誌の方が、あっていると思います。
 
あなたは、ミステリとパズルがすきですか??
 ⇒「試験に出るパズル」をオススメします!!

そうです、この本はミステリでありつつ、パズラーでもあるのです。
ミステリを読むのも、パズルを解くのも好きだという人には、うってつけの本!!

 
これは、短編集で4月~8月までの5が月分で5話が載ってるんですが、そのどれにもクイズが溢れています。
しかも、かなり考えさせられる問題が!!
「ここに、2枚のお金があり、合計すると60円になります。しかし、片方は10円玉ではありません。さて、この組み合わせは??」
(これは、答えを聞くと憤慨ものですが・・・・)
↑の問題はぴいくんが出しているクイズで、千波君が出しているクイズは、もっと論理派クイズです。

 
物語のプロットもクイズみたいなものです。
日常にある、ちょっとした謎をぴいくん、千波くん、慎之介の3人が追い求める!
千波くんの論理は見事で、つけいる隙がないように感じます。
でも、最後の「オイオイ・・・」みたいな結末を迎えます。
このギャップが、本のほんわかした雰囲気にもつながってるんだろうなぁ。

 
そして、まだまだ最大の謎が残ってます。
「ぴいくんの本名は??」
千波くんからは、ぴいくんと呼ばれ、慎之介からは八丁堀と呼ばれる。
これが、このシリーズの大いなる謎なのです。
さすがに今作だけでは無理だけど、2作、3作にぽつぽつとヒントが。
早い人は、3作目で到達できるらしい。
う~~ん、当てられるかなぁ~~~~。

 
あ、↑のクイズの答えを知りたい人はコメントください。
(でも怒らないで~~)
当たったら、もっと難しいの載せますよw
「引き分けなんて冗談じゃないし、まして下降なんて-とんでもない。下を見るようになったら、そのときは-人間は本当におしまいです。たとえ魔法使いであってもね」
著者: 西尾 維新
タイトル: 新本格魔法少女 りすか2


今、一押し作家の西尾維新。
戯言シリーズと双極をなす、りすかシリーズ。
その2作目が、ついにでました~~~。

前作から、物語は大きく動き始め、新たな展開を見せ始める。

「敵の敵は天敵」
元人間の魔法使い、ツナギ。
りすかが使う魔法にとって、これほで厄介な敵はいないっ!
「属性は『肉』、種類は『分解』
『能力は身体中に五百十二の口がある』」
まったくもって、とんでもない強敵です。

「魔法少女は目で殺す!」
6人の魔法使い、『魔眼使い、眼球倶楽部』
これもツナギと同じくらい、圧倒的な強さを誇る。
何しろ、視界内に入っただけで、人を殺せるというのだから。
勝因は創貴の身体を張った、作戦でしょうか?

「出征!」
今回、書き下ろし作品。
これから、最終ボスへと向けて旅立つ為の、前準備の話。
冒頭の一節は、この作品にかかれてます。
創貴の過去と、迷いのない意思が綴られています。

あらすじ:
天敵、来襲!
西尾維新×西村キヌが放つ魔法大冒険(ファンタジック・アドベンチャー)!

……なぜ、魔法はあるの?……なぜ、変身するの?……なぜ、大人になるの?……なぜ、少女なの?
心に茨(いばら)を持った小学5年生・供犠創貴(くぎきずたか)と、“魔法の国”長崎県からやってきた転入生・水倉りすかが繰り広げる危機また危機の魔法大冒険(ファンタジック・アドベンチャー)!ついに現れた最強の“天敵”を相手に2人の打つ策は――!?これぞ「いま、そしてかつて少年と少女だった」きみにむけて放つ、“魔法少女”ものの超最前線、<りすかシリーズ>第2弾!魔法は、もうはじまっている!
著者: 高野 光一, ソニーヒューマンキャピタル
タイトル: ソニーの決断―キーパーソンが語るモノづくりと戦略


2003年の発行と言う事で、今現在のソニーの現状とはかけ離れている部分が多数ある。
本書で語られているソニーは、順風満帆の時代の頃で、内容も非常に前向きな記事となっている。
 
ひるがえって、今のソニーはどうだろうか。
本業のエレクトロニクスは不振が続き、AV関連も(一部を除き)Appleや新興企業に押されている。
ソニーらしさあふるる、商品があまりなくなっているのではないのだろうか。
現在の、頼みの綱はゲーム機のみである。

 どこで、舵取りを間違えたのか?
ソニーにくすぶっている問題はなんなのか?
本書で書かれていた頃のような黄金期は、もう戻らないのか?
 
ソニーの製品は好きである。
だから、今の現状が歯がゆい。
あの時を取り戻すために。
創意のある製品を作り出すために。
この本に書かれている事を、もう一度思い出してもらいたい。
 
ソニー復活を祈って。
読書って一体何だろうな、と黄泉は思った
著者: 東野 圭吾
タイトル: 超・殺人事件―推理作家の苦悩


東野圭吾の、短編集です。
あ~ま~り真面目に読まない方がいいですw
推理作家という立場の人達の視点からみた、ブラックユーモアとなっております。
 

8つの短編からなっていて、どれもニヤリとさせらる。
もう冒頭の超税金対策殺人事件から笑わされる!!
簡単に言うと、税金が膨大な金額になってしまって、とても払えきれる額ではない。
ならば、どうするか??
小説中に出して、必要経費にしてしまえっ!!
そのおかげで、書いている小説の舞台は移動し、小道具も変わり、無駄に破壊し、服を破り、宝石を燃やす。
そして、最後の結末は・・・・・??
 

他の短編も、東野圭吾が実生活でこんな事を体験しているのかな?とか、
作家なら誰でも陥りそうなシチュエーションが一杯。
これは、推理作家ならではの作品でしょう。


 この作者の凄い所って、シリアスものから、ユーモアものまで幅広く書けるって事ですよね~。
シリアスのは、本気で人物に感情移入しちゃうし(秘密、白夜行、天空の蜂など)、お笑いのは大爆笑ものだし(黒笑小説、あの頃ぼくらはアホでしたetc)。
次にどんなの出してくれるか分からないから、次作を楽しみにしちゃうんですよね。
「一番大事な十一個だと思いません?」
著者: 森 博嗣
タイトル: Θ(シータ)は遊んでくれたよ


Gシリーズ第2弾!!
飛び降り自殺人に「Θ」の文字が。
しかも、その後の複数の自殺者にも同じように「Θ」の文字。
果たして、この記号の意味は?
自殺なのか?他殺なのか??
その真相は如何に!?

 とまぁ、型どおりの紹介を書いてみました。
ここからは、感想を。

森先生は、このGシリーズで何を目指しているんでしょうかね。
Vシリーズなんかは、短いミステリを目標に書いていたらしいが、
このシリーズもそうなのかなぁ。
はっきり言って、このシリーズあまり面白くないんですよ・・・。

 まず第一に、萌絵と犀川が表に出すぎ。
S&Mシリーズと言っても問題ないのでは?
次に探偵役の海月に、あまり魅力がない。
犀川並みに頭いいんだろうけどさー、もうちょいなんとかして欲しい。
あと、このシリーズの時系列は四季の後でいいんだろうね。
と言う事は、最後はやっぱり四季博士?

なんて思ってたら、やっぱり四季博士の影がチラホラ。
ついでに保呂草も出てきちゃうし。
うーん、オールスターな感じ。
でも、最後にあっと言わせる何かを残しているんですよね!?
そこに期待します。

 
あと、GシリーズのGって何なんですか~~~~????