ある取材と撮影があり、地方に行ってきた。


ユニット、立ち上げの頃ならいざしらず、今や撮影にお付き合いする必要はないのだが、有名誌と企業のコラボレーションであり、前泊にて交流会があるために出向くことにした。



交流会の後は関係者らとの飲み会となったが、ユニットへの前向きな話しと数々のほめ言葉をいただきうれしい気持ちになった。


プロデューサー陣とフロントはユニットの今までの成果、結果を評価して二人三脚で歩いてきたが、それら『魂』が伝わり、とにかくどこに行ってもユニットの関係者ウケは抜群だ。




午前2時、解散…。




そして就寝前に一人の関係者に個人的な考えをぶつけてみた。


『個人的には練習量も意欲もまだまだであるし、克服しなければならない点はたくさんある。今は関係者の協力によって上のクラスにのぼりつつあるが、このままランクアップして他と比較された時、中途半端な結果に終わるはずだし、何より、芸能人である前に人としての何かが不足している』、と…。



上のクラスにいけばいくほど、関係者たちは個人を見ているはずなのだ。


性格、気遣い、あつき思いと意欲を…。




人気者になればなるほど勘違いがはじまり、お殿様、お姫様になりがちな世界であり、関係者も『商品』として『価値』があるうちは取り扱いにも細心の注意をはらってくれるが、『商品価値』がなくなれば関係者は一気にいなくなり世間から忘れさられる。


人には気遣いをし、感謝の心と敬意をあらわし、『商品』としてより『人』としてのお付き合い…。



例えば飲食の席で、『何か飲まれますか?』『何かお取りしましょうか?』…、

仕事をしている最中は仕方ないにせよ、仕事が終わった際には、『何かお持ちしましょうか?』『お手伝いはありますか?』…、



企業研修で教えられるのか、親から伝えられてきたかは別としても、上下関係を理解している環境で生きてきた者には当然の気遣い…。



上のクラスの関係者は必ずそうした行動や発言、そんな一言を評価するはずだ。

そんな時こそ、『人』としての評価をあげるチャンスなのだ。





親や教師が『人間道』を教えられない時代…。





人間関係ではなく『商品』としての考えの事務所はわからないが、老舗の大手事務所では今もそうした教育は行われている。



苦労や厳しさは人を成長させる源…。



午前4時、就寝…。





6時、起床…。




取材、撮影日は晴天にめぐまれた。



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海沿いのプール…



家族連れ…



子供たちがはしゃぐ声…。






生きることは…。












帰宅し10時間睡眠…。

夜の雨…。




オープンカーは勿論だが、スポーツカーも選択せず、ゆったりとしたセダンでJazzをかける。




フロントガラスの雨が街のネオンをにじませ、それはいつもより何倍もの鮮やかさとなる。




ワイパーの音が車内に伝わると路面に反射した七色のネオンがハッキリと映し出す。



昔、大人をきどった時の記憶がよみがえる。




高速に乗りたくなる…。




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速度をひかえ、雨で洗われた街を楽しみながら走る…。




雨…。





帰宅して静かな部屋…。




明日の青空を期待しながら屋根から落ちる雨音…。





子供の頃と同じ気持ちになる。




雨…。





若い頃は気づかない。




本当に大切なこと…。




二度と戻らない時間…。





最近、ふと思う。





いつまでも元気だと思いこんでいた両親がすごく小さく見える…。




もっともっと色々なことをしてあげたいのに、恥ずかしくもあり、照れくさくもあり、なかなか感謝の気持ちを伝えられない。






いつも誰よりも後回し…。





いつもと変わらない日常がいつまでも続く事のありがたさ…。





なんでもない毎日の中で、ほんの少しだけでも笑いあえる事の幸せ…。





なんでもない日だけど、たまには伝えたい。




『ありがとう』…。