こんにちは。
今日は(も)趣味(?)の三国志の話です。
興味のない方はスルーでお願いします。
現在、BSフジで平日の午後5時から中国で製作されたドラマ版
「三国志~Three kingdoms」
が放映されています。
公式サイト↓
http://www.sangokushi-tv.com/index.html
ドラマ版「三国志~Three kingdoms」 もいよいよ諸葛亮の北伐が始まり、それに対してさんざん舞台を整えたうえで、ライバル司馬懿が登場しました。
物語も佳境に入りつつあります。
さて、本字tのテーマは
「三国演義」
という、呼び方についてです。
ところで、日本ではなんとなく、三国志演義を原作にした「三国志モノ」もすべて「三国志」と呼称していますが、本番中国では
「正史・三国志」
と、それ以外の二次創作物
「三国演義」
を厳密に使い分けているそうです。
以前、2000年でしたが、北京の合宿で年を越した時に、向こうの武術選手と食事会をしたときのこと、趣味を聞かれて
「自分は三国志が好きだ」
と言ったところ、向こうの選手に
「お前の言っているのは三国志ではなくて、三国演義だろう」
と言われたことがあります。
とはいえ、自分はコッテコテの「正史・三国志」派だったので、小説の三国志演義じゃない、歴史の三国志だ、と食い下がりたかったのですが、自分の語学力ではうまく伝えられそうになかったので、悔しい思いをしながら(?)引き下がった、ということがありました。
それはそれとして。
「正史の三国志以外はすべて演義」
というのはいかにも乱暴な気がしますが、ここでいう「三国演義」とは、狭義な意味での羅貫中編・著の通俗小説
「三国志演義(三国志通俗演義)」
のみを言うのではなく、講談や京劇、映像作品やゲームなども含む、二次創作作品を総称して
「三国演義」
というようです。
そういう意味では、蒼天航路とか北方三国志、真・三國無双シリーズなんかも、立派な広義な意味での「三国演義」といえるでしょう。
これら二次創作作品は、「三国志演義」を原作にしているものも数多くある一方で、それ以前の京劇やら民間伝承やらを原作としているものもあります。
そもそも、「三国志演義」自体が羅貫中の独創ではなく、これら「二次創作作品」をまとめて一本の通俗小説に仕上げたものでしかないのですから、何が原作、というのも不毛な気がします。
そんなワケで、「二次創作作品」としての「三国演義」は必ずしも羅貫中編・著「三国志演義」に忠実である必要はなく、二次創作である以上、史実に忠実である必要もありません。
となると、それが面白くなるか、面白いと感じるかは、作り手書き手の脚本次第、あとはそれを視聴する読者、視聴者の感性があうか、次第でしょう。
個人的な感想ですが、この「三国志~Three kingdoms」 はとても面白い、と感じました。
基本的には「三国志演義」を原作としながらも、時折正史の逸話や展開を盛り込みつつも、史実にも「三国志演義」にも忠実であることにはこだわらず、ドラマ版オリジナルの物語に仕上げています。
もともとが、羅貫中編・著の「三国志演義」は通俗小説だけに、内容が一方的に過ぎて歴史的考証も甘く、前後の矛盾や地理関係の錯誤が甚だしく(地理関係の錯誤はあえて残してあるようにも受け取れますが)、歴史小説として読むには物足りないシロモノですが、ドラマ版はいっぱしの大河モノとして充分に見られるものに仕上がっていると思います。
物語は佳境を迎えつつありますが、ドラマ自体は面白いので、興味のある方は是非!
最後までお付き合いいただいた方、ありがとうございました。