まだ生後29日なのに、まさかのこの感じ。
まだ生後29日なのに、まさかのこの感じ。

今日、お見舞いに来て早々、
「お母さん!!お腹痛い!もうダメだ!!あぁ〜〜〜!!ついて来て!!」
お尻を押さえてトイレへ猛ダッシュ。
「ドアのすぐ前で待ってて!!」
ドアの隙間からお互いが見え、目を見て話せる古びた病棟のトイレ...。
踏ん張りながら、眉をひそめた険しい顔から絞り出すような苦しい声で、、
「お、お母さん...お、俺、実は.....、
四日連続...、おでんだったんだ......。
け、けんちゃんが作る...お、おでんって...い、いろんなもの、入ってるんだ......
う、うずらの卵とか...。うぅ.....
がっ、学校では、給食も食べてるけど......
朝も...夜も..... おでんなんだ.....。
あっ...でも...あ、赤ちゃん、産まれた日の夜は...カレーうどんだったんだ.....。」
ウンコしながら全部食べたもんの話じゃねえか。
おでん大量に作りすぎた話は聞いてたけども。
今回の陣痛中、痛みが強くなってきた時、サイがキックボクシングの試合でポイントのことなど考えずに無我夢中でボディブローを連打したり、やられても諦めずに飛びかかっていく生き様を思い出して、負けらんね〜〜と思って頑張れた。
その後、気の触れた西川きよしが降臨する頃にはそれどころじゃなかったけど...。
妊娠中、お腹が目に見えて大きくなってからは、家族の他の皆んなに向けて
「お母さん荷物持っちゃだめなんだよ!!持たせちゃだめだよ!お腹に赤ちゃんいるんだから!!」
って、普段は荷物重いの嫌いなのに、大したものじゃなくても背負ってくれた。
「お前カッコつけんなよ!ウザい!」
「サイ、カッコつけてる〜。」
兄姉に何を言われても、このことについては自分を貫いて黙ってた。
家族で歩く時、私が最終尾を歩いてるとハッと気付いて一人で戻ってきては、手を引いてくれた。
縁日の人混みでは、人にぶつかると危ないと言ってお腹を覆って歩きづらそうに歩いてくれた不器用ジェントルメン。。
妊娠期間、恐らく誰よりも優しく気にかけてくれたこと、忘れません。
臨月に入り、二人できっちゃんの保育園のお迎えに行く道すがら、
「ここまで病院何回も行ってるなら、もうただの肉の塊だったとかオナラの塊だったりしないよね?人間入ってるってわかってるんだよね?大丈夫だよねえ?」
純朴な丸い瞳で聞いてきた。
名無しのゴンベ子ちゃんが産まれて会いに来た時、
「俺、お兄ちゃんとお姉ちゃんと、弟と妹、コンプリートした!!」
興奮で目を丸くした、嬉しそうな顔も忘れられません。
ありがとう、素人間。8歳と4カ月。