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キキョウ,ここだけのノロケ話

 

清らかな魂の出会い

ハナンとミーナ

二人の出会いは、

ほんの二年ほど前のこと。


‘’初めまして、ミーナと言います‘’


三度めか、四度めかわからないほどの

いくつもの季節を

おばあちゃん家の 

門の前や玄関先で、


視界も見えない吹雪に

凍えてしまいそうな日も、

はらはらと花びらが舞い散る

花曇りの日も、

クンクンと風の薫りをかいでしまう

さわやかな日も、

じめじめと幾日も幾日も

降り続く雨の日も、

ギラギラのお日さまに

焼き尽くされそうな日も、

暴風の中吹き飛ばされ

叩きつけられそうな台風の日も、

夜長の新月の闇の中

ひとりで虫の声を聴いた日も、

悲しげに舞い落ちる枯れ葉を

ただただ眺めるばかりの日も、

木枯らしが体の芯まで

 容赦なく吹き荒ぶ日も、


‘’おいで、ハナンちゃん💕‘’

と、ドアを開けて、おばあちゃんが

声をかけてくれるのを

健気に ただひたすら

来る日も来る日も

待ち続けた、

どうしても会いたかった

優しいおばあちゃん。

でも、

おばあちゃんは

永遠に

いなくなってしまった。


いくつもの季節を

ひとりぼっちで、生き抜いた。

忠猫ハナン公と人は呼ぶ。


そんな孤独なオレちゃんに

ある日

驚くほど清らかで

あたたかく 

いつくしむような声で

 挨拶をしてくれた、

それが

かけがえのない

ミーナちゃんとの

運命の出会い。


外猫さん生活が3、4年も

続いたものだから、 

 野生の防衛本能や警戒心が

目覚め、研ぎ澄まされ

最初は照れ臭さもあって

すぐには心を開けなかった。


でも、

思い出した、

無償の愛

慈愛の心

誠実

献身

おばあちゃんがいつも

オレちゃんにくれた

とてもとてもあったかいもの。


ミーナちゃんとの仲を

取り持ってくれた

救世主マーハさんは、

いつからか優しくやさしく

話しかけてきてくれた。

ほんとにありがとにゃ。


里親さん人気は

一も二もなく仔猫ちゃん。

高齢🐈‍⬛ちゃんは

近い未来の病気介護が

もれなくついてくる。

だからいいご縁も見つかりにくい。

13歳の高齢🐈のオレちゃんを

引き取るなんてほんとに奇特、

それがミーナちゃん。


おばあちゃんからハナンちゃんと

呼ばれてたから、 

ミーナちゃんは、 

オレちゃんはのことを

しばらく

女子と思い込んでた。


実は、イケてる男子だにゃ。

そんなちょっと天然なところも

キュートで可愛いミーナちゃん💕


まあ、性別なんてどうでもいいこと

オレちゃんは、ハナンちゃん🐈

ハナンちゃんであることに

ちがいはない。


ハナンちゃんとめぐり合う前は、

ミーナちゃんは、

かけがえのない

ビーンズちゃんというワンちゃんと

それは幸せに暮らしてた。


けれど、

14年もの歳月を共に生き、

最後の2年は闘病生活、

そのビーンズちゃんが

お星さまになってしまい💫

ぽっかり胸の中に空いた穴を

冷たい冷たい風が

びゅーびゅー

ひゅーひゅー

ミーナちゃんは

深い深い涙の淵で

 うずくまっていた。


そうして、

ビーンズちゃんとお別れした次の年、

ハナンちゃんとミーナちゃんは

めぐり合った。


互いに信頼し合うのに

さほど時間はかからなかった。

それはそれは

大切に大切に

オレちゃんを

心から慈しみ可愛がり

仲睦まじく

寄り添って

互いを笑顔にし幸せにしながら

生きてきた。


ある日突然

ハナンちゃん🐈は病気になった。

ミーナちゃんは、自分の体と命を

日々削り削りしながら

必死に介抱した。

オレちゃんは

ミーナちゃんと離れたくない

ミーナちゃんを守るのが使命

だから生きぬくのだと

命懸けで血を吐いても

踏ん張る。


ハナンちゃんは

ミーナちゃんの手を

しっかり握って

放さない。

ミーナちゃんも

ハナンちゃんの体を

しっかりと

優しく抱きしめて

放さない。


たとえ

現世での別れを

迎えても

出会ってからわずか二年でも

濃密な奇跡の時間

運命に導かれた二人

しなやかで美しき絆


ハナンちゃん🐈

ミーナちゃんの

愛は

永遠に

時空を超えて

 

 

 


猫しっぽお詫び猫からだ致します猫あたま

まだまだ勉強中で

申し訳ありませんえーん

一部加筆修正しましたショボーン

よろしくお願い致します


今日もよき日になりますように🍀