ジール再生計画.
個別の作業に入ります.第一弾は燃料タンクです.
車両状況を確認するときにタンク内のサビを確認しようとしましたが,キーが回らず,確認でませんでした.キャップの縁からガソリンが染み出ており,塗装もはげているので,中の様子も容易に想像できます.
外枠のボルトを外すもびくともしないので,こじ開けることに.
縁をマイナスドライバーで少しずつキャップを浮かしていくと,「プシュー」と気体が漏れる音がしました.だいぶヤバそうです.
キャップ外枠がすこしずつ浮いてきたら,「パキッ」という音とともにキャップが外れました.キャップの内側にも固定ボルトがあったようで,その部分が折れた音でした.はい,キャップ交換です.
それよりも,タンク側の給油口が大変なことになっています.
口になにかがへばりついています.ガソリンが固体化したのでしょうか,乾いた粘土のようになっていました.
その粘土を取り除いて,ようやく中を確認できるようになりました.案の定,サビていました.
(この,サビと思っていたものがエンジン不調の元凶だとは,この段階では気づいていませんでした)
外れたキャップも大変なことになっていました.
アルミが融けていて,可動するツメが本体と一体化していました.これではキーが回らないはずです.写真左上の点線部分が外す時に折れた部分です.
正規の状態はこうです.ちなみに,外枠のボルトは6本中,3本は飾りです.
また,メインスイッチが交換されていたので,メインスイッチ・タンクキャップ・ヘルメットホルダーの3点セットをヤフオクで中古品を購入しました.これでキー1本で運用できます.
次回はタンク内部です.