4、衝撃 | Strange English Learning!! 日本にいながらバイリンガルを目指せ!!

Strange English Learning!! 日本にいながらバイリンガルを目指せ!!

英語の勉強方法、勉強報告などをメインにしながら、
戯言を書いていきます。

SHOUGEKI


著; 結膜炎feat.tk




Ⅰ-4 「揺れ」

「もしもし、冴木さんですか?突然、お忙しいところ申し訳ありません。」

「おう、博人君か。構わんよ。」スタークエッジ社の白髪オールバック男は

相変わらず不気味な自信を滲ませる、不思議なオーラを醸し出しながら答える。

「で、博人君が電話してきたということは鷹宮からさっそく連絡がきたな?」

「おっしゃる通りです。御社のインサイダー取引にさっそく気づいて私に

 侵入経路の確認を依頼されました。

ですので、午後の会議にでも、コンプライアンス、リスクヘッジ部門会議で

 疑惑を発表するかと。それと・・・・中村 裕子の件なんですが鷹宮におまえの奥さんと言いましたところ

 否定しなかったんです。婚約はおろか、籍もいれてないのですが。」

「まあそれはそれで構わん。いいか。博人君、重要なのはそこじゃない。

いずれにしても鷹宮に、中村 裕子の口座に金が振り込まれてる事を

 言ったのだな?」

「ええ、その通りです、いまのところこれといった変化はありません。」

「・・・・了解した。博人君。わが社がインサイダー取引をしていたことにしてくれ。」

一瞬耳を疑ったが開けかけた口のままヒロトは続けた。

「お言葉ですが、吉田さんに鷹宮を始末しろと言われたそうですね?メールが私の方に来ていましたので。」

「ああ、言った。鷹宮の件は吉田の精神的錯乱と恨みで一方的にやってインサイダー取引を

 私にもちかけてきたことにするつもりだ。」

「つまり・・・吉田さんを切るつもりですか?」

「やむを得んだろう。吉田君は有能だが、私の計画にはもう必要ない。彼と中村 裕子の動向を逐次報告してくれ。」男は淡々とした口調で言った。

「・・・了解しました。また連絡します、」

上村 博人は、この男の淡白さに胸が痛む思いで電話を切った。


午後13時


「次、鷹宮。報告を頼む。」

「はい。各ファンドとも順調に進んでいます。

 しかし・・」

「しかしなんだ?」リスクヘッジ部門長の嶋村は眉間に皺をよせて不快そうにいった。

「昨夜、スタークエッジ社の株価を確認していたところ、インサイダー取引と思われる

 痕跡が見つかりました。」

「・・・なに?スタークエッジだと!?」嶋村は目を”かっと”見開いてエイジを睨みつけた。

「おまえが、率先してファンドに組み込んでる会社じゃないか!?万が一

 インサイダー取引が事実であるとすれば、ファンドの価値が下がって投資家が・・・」

 エイジは、いちいち分かっていることを怒鳴り散らす嶋村に対して、最後まで聞いて居られず

思わずけん制して言った。

「大丈夫です。あくまで可能性がある段階ですので、事情をしっかりとスタークエッジ社に伺って

関与をしていればわが社はすぐに撤退するよう段取りを組ましていただきますので。」

嶋村は口を挟まれたことに苛立った顔で言った。

「ふん。・・分かった。だが、、もしインサイダー取引が発覚してこのファンドプロジェクトが失敗したら

鷹宮。その責任はおまえがとれ。分かったな?」ここぞとばかりに自慢の低音のドスの聞いた声を

唸らせる。

エイジは涼しい目をして言った。「もちろんです。」

「会議は終了だ。さっそく市場動向をチェックしろ!全員仕事に戻れ!」嶋村は全会議室いっぱいに

怒声をあげた。


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ユウコは眠い目をこすってうたたねを満喫していた。

「あぁーー。電気毛布って気持ちいいなぁーーーーって・・・!

もう15時だ!!なにやってんだろ私。」ユウコはテーブルの上に

ケーキケースに目をやった。

そして、急いで身支度をして、公共料金の支払いへとコンビニに行った。

年末だからだろうか。いわゆるハナ金だからだろうか。

ATMにひとがむらがっていてなかなかお金を下ろすことができなかった。

「まぁ、手持ちまだあるし、いまはまだいっかぁ。。。」

後列で待っていたが、待ちきれなくなって列から抜け出して

ユウコはレジへ行ってミネラルウォーターと共に公共料金の支払いを済ませた。

「はぁー。パートめんどくさいな。---でもエイジ頑張ってるよね。

私もがんばんなきゃ。」

ユウコは姿勢をしゃんと正してだらしない足取りから行先へと足早に変えて職場へと

向う。







続く