郵便局員のバイクの運転は、『族』より荒い。
さて、本題です。
会社のデスクから窓越しに見える向いのお宅。
男の子が一人いるお宅なんですけど、
どんどん、どんどん大人になっていってキモいです(苦笑)。
確か、初めて見た時は小学生2,3年生くらい。
小柄な体格で、身体よりランドセルの方がデカいやんけー!
と突っ込みたくなる子でした。
そして季節は冬がきて、春がきて、夏がきて、秋がきて。
そして、もう一度冬がきてーの、春がきて、からのー夏がきて…。
そうこう繰り返しているうちに、
どうやら彼は中学2,3年くらいのようです。
もちろん、大人になるのは彼だけではなく、
遊びにくる友達達も例外ではありません。
友達君が乗る自転車もカラフルなマウンテン・バイクから、
学校という名の「個性と自由の剥奪集団」から押しつけられた、
地味でなんの面白みもない、学校指定の自転車に変わり、
ただ、ただ外を走り回るだけで面白がっていた遊びから
部屋の中から一歩も外に出ない遊び方に変わり…。
そう。
僕自身は何も変わっていないハズなのに、
向いの家の少年は、僕の目を盗んでコッソリと大人の階段を上り始めていたんだ。
最愛の一人息子を溺愛する母親に向かって
「うるせークソババー!」と悪態を付くのも時間の問題だろうし、
その前に、とっくに“毛”が生えてきてるだろう。
窓際に張られているアニメのポスターも
明日か、明後日には、まゆゆか、らぶたんのポスターに変わるんだろう。
もし、こじはるや、麻里子様のポスターだったら、
「少年よ、君には彼女達は、まだ早すぎる」と止めに行くつもりだが。
寝グセのまま遊びにでかけていたのも、
今年の秋には、ワックスでも付けてからお出かけする気だろう。
両親が仕事に出ている日中を見計らって、
部屋で『ヘンな本』を読むかもしれないし、
いや、今時はインターネットで、課金されたり、ウイルス感染か!?
それだけならいいけど、きっとカワイイ同級生の女の子を
部屋に連れ込む気なんだろう。
そうやって君は、一瞬で大人になっていくんだね。
ホラ、今年もまた夏がやってきたよ…。