レモンのブログにお越し下さり


ありがとうございます


もうすぐ60歳になる

何のスキルもないただの主婦が


ひとりで暮らして行く決意をしました

暇つぶしの相手だったのか…


子どもを通じて知り合った友人は何人もいます


子ども同士が仲良くしているうちは付き合いがあるけど


子ども同士が疎遠になると


付き合いのなくなるママ友も普通にいました





そりゃそうですよね


だって自分と気が合って友だちになったわけじゃない


利害関係にあると言っても過言ではないママ友…






子どもを持って、本当に大変だと知ったママ友付き合いの難しさ


子どもがいなかったら、足を踏み入れることもなかった世界


どんなに関わらないようにしても


子どもが属する世界がある以上


保護者としては関わらざるを得なかった






もちろんそこで、良い出会いももちろんあった


が、私はそういう人間関係に疲れたクチです




子どもが大きくなるにつれ

パートで働くママ友が増え

昼間にぶらぶらする時間が多かった私は

同じように時間を持て余して

ハルコさん(仮名)とよくお茶するようになりました

他に都合の合う暇なママ友がいなかったから





ハルコさんみたいな友人は初めてのタイプでした

それでもハルコさんは私をよく誘ってくれました

…と言っても2人で会うと

話しているのはほぼハルコさんなのだけど…




私はわかっていたんです

ハルコさんはただ話を聞いてくれる相手が欲しかったんだということを

ハルコさんは私には何の興味も好意もないと感じていました

もしかしたら友だちであるという認識もなかったかもしれない

ハルコさんは華やかで友だちが多く、交遊関係が広かった

私抜きで他のママ友と会った話を

「レモンさんにも連絡しようと思ったんだけど
忙しいかなと思って声かけなかった

と言い訳することが多かった

私は誰もいない時の末端の知人に過ぎないということも感じていました





何年かそのような付き合いをしていたけど

いつも一方的にハルコさんの話を聞いているだけの付き合いに疲れ

そろそろこの関係も断ろうかなと思っていた矢先

私たち夫婦の問題が起こり…




しばらくはハルコさんにも黙っていたけど

ある日ハルコさんからまた会おうと連絡が来て

不意に私の中で意地悪な気持ちが湧いてきたのです




おしゃべりで交遊関係の広いハルコさんに

誰にも言わないで、と言ってこのことを告げたら

どこまで知れ渡るだろう…

そんな思いを抱きつつ私はハルコさんに

別居していることを話しました




ハルコさんはすごく親身になって話を聞いてくれて

困ったことがあったら何でも言って!

負けないでね!

と力強く励ましてもくれました

でもその言葉の裏には

他人の不幸は蜜の味

あのレモンさんの優しそうなダンナさんが…

別居してる、離婚するかもしれない…

レモンさんこの歳からまた働かなきゃいけないんだ…

他人の家の刺激的なスキャンダル

興味津々な気持ちを抑えて打つ相槌




私はハルコさんが

「誰にも言わないでねって言われたんだけどさ〜」
という噂話を始める時のお決まりの枕詞から

嬉しそうに誰かに話す姿が容易に想像出来ました




まるで、不幸はうつされたくないとでも思ったのか
定期的に会って話を聞いて欲しいと言っていたハルコさんから

あの話をして以来、ピタリと連絡が無くなりました





そもそもまだ私は

ママ友関係にこの話をしていないので

ハルコさんが私の妄想通りに人に話しているのかどうかも確かめる術はないです

私が思うより、本当はハルコさんはいい人で

傷ついてる私をそっとしおいてくれているのかもしれない

が、もうランチやお茶に自由にお金を使えないと悟って

離れて行ったのかもしれない

それでもいい

私もそろそろ離れたいと思っていたのだから



ご主人に依存して何にもしようとしないハルコさんを見て

私もああだった

でも私は自立する

誰にも頼らない自分になる

そう改めて思ったのでした




今日はここまで