レモンのブログにお越し下さり


ありがとうございます


もうすぐ60歳になる

何のスキルもないただの主婦が


ひとりで暮らして行く決意をしました


なりたくない夫婦の姿


お恥ずかしい話だけど、私の親のことです

結婚したのは昭和39年、東京オリンピックの年

高度経済成長の真っ只中

父は仕事仕事仕事、仕事人間でした

母はずっと専業主婦、父は家でも超ド級の亭主関白

現代では超ド級のモラハラ亭主というのでしょう




私が子どもの頃から父は接待だ仕事だゴルフだと言って

ほとんど家におらず、家では威張り散らすので

私は父が嫌いでした

母を労るどころか家政婦、いや女中、いや奴隷のように扱っていました

家族には自分の言うことを必ずきかせる暴君でした




母の自由を奪い、母は友達と外で会うことすらも許されず

母は独身時代の友人との付き合いは

一切ありませんでした

自由に使うお金もなく、父の稼ぎは悪くないのに

私たち家族の生活するお金は

父が最低限しか渡してくれませんでした

外で働くことも許されず

母の世界は家庭と近所だけでした

そして母からは父の悪口も聞かされていました…




子ども心に、父みたいな人とはとは絶対結婚したくない、こういう夫婦にはなりたくない!

とずっと思っていました。

結婚生活に期待すら出来ないと思ってもいました





両親は年老いて社会生活からだんだん遠のき

また夫婦で家の中だけで生活するようになると

父はさらに頑固になり、家族だけでなく

外で周囲の人にも遠慮がなくなり

平気で悪態をついたり、文句を言うようになりました




母はそんな父に小言を言ってはまた喧嘩なり

発散する場所もなく毎日イライラしては

血圧が高いと言って医者に通っています





私が実家に行くと2人はお互いの悪口を

ここぞとばかりに私に話始めます

見たくもないし聞きたくもない…

嫌な気持ちにしかならないので

実家になかなか足が向きません




そういう両親を見ていると

私は夫と罵り合いをするような関係になる前に

距離を置くことが出来て良かったのかもしれないと思うのです

お互い気に入らないことはあるけど

こんなふうに、毎日嫌味を言い合って

お互いのことをひとつも認められなくて

労わりあえないのに

父は身辺の世話を焼いてもらったり

嫌味しか言わないけど、話を聞いてくれるのは母しかおらず

そういう点で母に依存していると思います

母も1番大きく依存しているのは経済面だし

なんだかんだ言っても、話す相手は父しかおらず

世話を焼いては文句を言う

そういう依存し合っている2人なのです





私は今は1人だけど、心は穏やかに過ごせているし

夫と距離を置いたことで


夫の気持ちも自分の気持ちも冷静に考えることが出来て良かったと思えることに感謝しなくては…



もうすぐ節分の境内



今日はここまで