人生がグッと変わる瞬間。グッと立ち上がる風を感じるような鮮烈さ!
でも、その瞬間の少し前。
口からドロドロのドス黒い嫌なものが、
モクモクと噴き出してる事がある。
すっごい嫌。キモい。超うざい。
だけど、どんなに普通に綺麗でいい人だって、
ドス汚いものを垂れ流す瞬間がある。
それで、いいんだって気づいたら、気が抜けた。スコンッ!
まじ、近所の陽だまりでボーッと出来る一瞬がサイコー。
人のダークな瞬間を見たら、スタコラサッサと逃げ出さなきゃいけないと思ってた。
でも、別にいいじゃん・・で、いいんだ。
そんだけで、人生こんなにも・・ゆるむ。
縁もゆかりもない、知ってる人は一人もいない、
ドイツ語だって一言もわからない、
そんな状態でチューリッヒに来た。
東京で、自分の唯一の自信だったカッコいい仕事を辞めて、
高層マンションや週末のナイトライフを支えてくれる収入を断って、
死ぬかと思うほどの自信喪失になった。
そんな想いまでしてここに来て、必死で得たかったものは、何か?
それは、愛してくれる彼氏でもないし、天命を感じる天職でもなければお金でもない。
自分が変わること。
母の、祖父の、祖母の、そのまた母の、そのまた父の、
そのまた上の世代の・・・先祖代々の業を解除する事。
その上で自分オリジナルの「生」を生きること。
まず・・・・こういう↓↓先祖の業をまず、燃やさなきゃいけなかった。
自分愛されないかもしれない・・。
世界のどこにも、自分の居場所はないかもしれない・・。
自分の「弱さ」に・・強い「怒り」のような爆発的パワーでつけこまれ。
一人ぼっちになっちゃう「恐怖心」を煽られて「支配」されて。
そのパターンが固定すれば、「義務感」で相手を継続的にコントロール可。
自分の意見に自信が持てなくなると・・・
社会的にはどれほど自立してる「素敵な人」に見えようと・・
「どうせ私の意見なんて聞いてもらえない。自分なんか、どうせ・・」
朝起きた瞬間、ヒリヒリするような「無価値観」がドーンと飛び出す事も。
「このままの自分じゃいけない」そんな焦燥感が常に心の奥底にへばりついて必死。
気づかないうちに「罪悪感」に覆い尽くされる。
「ありのままの、私なんか。どうせ・・」
だから、何とかしなきゃ、何かをしなきゃ、今のままじゃダメ・・・!!
どれだけ素敵な生活をしてても、いつも「モヤモヤ」の「靄」に首をしめられて。
ただ、ハッキリ言えばよかった。
私、ものすっごく怖いの!
私、ちゃんと愛されたいの!
たったそれだけ。
あはは。その瞬間、私の口からもドロドロの黒いやつがモクモクしてたはず。
自分でも気づいていない、喉の奥でつっかえている本音、ありませんか?
それ、引き出して、みませんか?