もうあまりにも久々過ぎて、細々と読んで下さっていた方達にも見放されてしまうかもしれないと心配だ。

 

 

昨年の後半から、今年前半にかけて、私事でいろいろと不幸が重なってしまい、その都度音楽に助けられていたものの、ブログを書くまでのエネルギーが出なかった。

 

 

そして、やっと落ち着いてきた時にポンと心に響いてきたのが、

岡村和義の「サメと人魚」だったのだ。

斉藤和義岡村靖幸という強い個性の2人がユニットを組んだら、こんなにもロマンティックでそして情熱的で素敵な音楽を醸し出すことが出来るのだとびっくり。
 

いや~色っぽいし、歌謡曲みたいなポップさと何度もリフレインしたくなるような中毒性というか癖になるメロウな音楽に仕上がっている。

 

二人の全く個性の違うボーカルが何だか見事にうまく紡ぎ合っている感じは耳に妙に馴染んでくるし、斉藤和義のギターの素晴らしさよ。鳴いてる~泣いてる~と思ってしまう。まさに色気たっぷり。

 

童話のようなファンタジックな題材なのに、ラブが一杯込められていて男女の恋の機微まで感じられるのは斉藤和義の歌詞のなせる業か。

 

だって最初の歌詞が「リッスンベイベー」ですぜ。

そりゃ、耳をダンボにして聴きますわ。

第一声の岡村靖幸のボーカルが何とも切なくてどんどん惹き込まれるし。

もう最初から二人の作る世界にどっぷりですよ。

 

彼らのユニットでは、他にも「I miss your fire」も「愛スティル」も良い。
 

しかし、岡村靖幸は昔と随分イメージ違ったな。なんだかとても丸くなって穏やかな感じで、びっくり。外見は柔らかくなったものの、歌は以前のままエネルギッシュでスタイリッシュ。身体の動きも往年のまま。

 

斉藤和義はずっと好きだったんだぜ!なので、変わらずセクシーでむっつりスケベな感じに心をくすぐられる。そして極上のGuitarセンスには惚れ惚れしてしまう。

サメと人魚  

作詞・作曲 岡村和義

 

リッスンベイベー

恥ずかしいのはわかるけど

それじゃ何も始まらない

もう少しだけ近づいたら

この鼓動伝わるのかも

 

リッスンベイベー

夜はあっという間に

太陽に飲み込まれるから

波の音さえかき消せないほど

この孤独を確かめて

 

誰も知らないこの夜を

2人だけの海に沈めて

サメと人魚で泳ぐのはどう?

深いとこまで潜って

 

リッスンベイベー

僕の心の声

聞こえているなら教えて

朝が来れば海の泡に

それでもいいと思えるなら

 

誰も知らないこの夜を

2人だけの胸に沈めて

悪い男と悪い女に

なりきれたならいいのに

 

誰にも言えないこの夜を

2人だけの海に沈めて

サメと人魚で泳いでみたい

海の泡になったとしても

 

 

なんだか、いろいろと大変な状況を経て、今はこのような非現実的な歌の世界で日常を忘れたいと思ってしまう。

大人の歌謡曲といった感じか。

恥ずかしげもなく大声で歌いたいようなそんな楽曲。

 

 

やっぱり音楽が好きってことで。