「こんなに効くんですね…」

 
 
 

鍼灸を受け始めて今までにないくらい体調が良くなったという声は、病院に通うぐらい悪い人だけでなく、ちょっとした体調不良の方でも実感していただけることが多いです。

 
 
 
先日NHKのBSの番組で東洋医学の特集が組まれていました。その中では鍼灸がいかにして身体のメカニズムに作用しているのか?ということについて世界中の研究者たちが科学的な視点から解説していました。
 
 
 
その中で鍼灸が主に効くというメカニズムは抗炎症作用にあると解説しており、はりやお灸による刺激が神経に伝達され、それによって副腎や脾臓などから抗炎症物質であるノルアドレナリンやドーパミンが分泌されることから効果を発揮していると解説されていました。
 
 
 
昨今ゲートウェイ反射という体内のシステムによって、細胞に微小な炎症が起こることで、様々な病気が発症する起因になっているのではないかと研究されています。その中にはうつ病や糖尿病など一見炎症と関係なさそうな病気にもこのシステムが影響しているのではないかと示唆されています。
 
 
 
鍼灸の抗炎症作用は、副作用なく全身的に施術ができるため、身体の負荷を少なく体の状態を健康な方向性へ向かわせることができる医療として、これからの期待をされていました。
 
 
 
まだまだ鍼灸のメカニズムは全容が解明できたわけではありませんが、わかるようになった範囲でも素晴らしい効果を発揮することが分かっていますので、多くの方に利用していただきたいですね。