二上山を登ってきたときの記録です。

 

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いにしえから愛される山、二上山(1)からの続きです。

 

20年前倒木した岩屋杉を横目にちょっと足元の悪いところを

下りるとわっ~と驚くようなものが視界に入ってきました。

 

20年前倒木した岩屋杉

 

 

 

写真ではこの迫力は伝わらないと思いますが、

岩屋と呼ばれる人の手によってくりぬかれた岩窟です。

これを見た時、即、頭の中に中国の石窟寺院がよぎりました。

日本にもこういうものがあったのだぁと。

 

急遽、決めたので勉強不足だったのですが大阪側から登ると

日本で唯一と言っていいほどの石窟寺院跡・鹿谷寺跡が

あるそうです。(次はこちらからも登ってみたい)

 

岩からもわかるように二上山は太古の噴火によってできた山。

約2000万年前とも言われているので気が遠くなるような昔。

それによって多くの恵みをもたらされていたようで、

石器時代に使われるサヌカイトという石も採れていたようです。

 

時代が変わって、レンズの研磨材として使われるガーネットも

沢山採れるそうです。そのガーネットの中に、紫水晶(アメジスト)

やルビー、ダイヤモンドも微量ながら混じっていることがある

そうです。レンズの研磨ということですぐに繋がったのが 

この時の内容。

 

昔は眼鏡のレンズも貴重なもので研磨しなおして再利用していた

とここで学びました。その時、ガーネットの話も出てきて、ガーネット!?

となったのですがここへ繋がるのですね。

 

岩屋からまたちょっとだけおじさん達が座る分岐点まで戻って

下ってゆきます。この分岐点では知らない人達もおしゃべりしました。

ベンチだけがあるのですが、ちょっとした情報交換の場。

 

ここからはひたすら當麻寺方面へ下りてゆきます。

 

こちらのコースは登りとは対照的に川のせせらぎを感じながらの

道のりでした。シダ類が生えていてジャングルっぽいです。

 

セトウチホトトギス

ヤマホトトギスやヤマジノホトトギスとよく間違う人が多いけれども

見分けの方法は花柱にも斑点があるかどうか。

セトウチホトトギスには花柱にも斑点があります。

 

アキノタムラソウ?

 

野草は小さくて見落としそうです。

お花をみつけるのはもっぱら巻き寿司の人が見つけてくれます。

 

雄岳登りコースは雑木林でキノコに出会い、

雌岳下りコースは針葉樹林で山野草に出会った。

まるで陰陽理論みた~い!!

 

祐泉寺、大龍寺は全てパスして下りてゆくと

公園らしきものが見えてきました。

 

その大池の左手側に烏口谷古墳。

大津皇子の古墳との説もあります。

 

さらに下るとこの建物。

1本足(柱)で珍しい形状のお堂、傘堂。

傘にも見えるけれども、今日はキノコにも見えてしまいます。笑

 

近くにも生えていたキノコ。



 

 

毒キノコ。危ない。危ない。

 

帰りは文晃堂さんです。

造り酒屋の建物を改装して文房具を販売している店です。

併設にカフェとギャラリースペースがあります。

 

 

この辺りは中将餅が有名なので食べてみたかったのですが

本日は売り切れ。クリームあんみつにしました。

 



 

 

中将餅が食べたい人はお早めに。

 

隣のギャラリーにはさをり織の展示がしていて

素敵な作品が一杯でしたラブ

 

その作家さんとおしゃべりが過ぎて

最後は鞍落ちスポットの千股池には間に合わず。

鞍落ちの説明はこちら → クローバー

 

曇っているし、デジイチのバッテリー装着し忘れてきたし

まぁいいかと諦めていたけど、日没直前に雲間から出てきました。

歩いていたところからだと雌岳の岩湧山側に沈んでゆきました。

でも二人はたいそう興奮気味でした。

 

最後にね、このコースで入浴施設か温泉を付けたら

最高だったんだけれどもね。

 

外湯が苦手な人もいるから仕方がないです。汗

 



 

今回、山アプリを使ってみました。

途中、携帯がフリーズしていびつな形になってしまいました。笑