ザ・スミスMeat Is Murder | 極彩色音楽箱

ザ・スミスMeat Is Murder

ミート・イズ・マーダー

ザ・スミス/ミート・イズ・マーダー

1985年リリースの2ndアルバム。

イギリス・アルバム・チャートでは、

ザ・スミスのオリジナル・アルバムとしては唯一の1位を記録。


シングル等を多数収録し、ザ・スミスの魅力を知らしめた、

ハットフル・オブ・ホロウ」(記事はこちら )のリリースを経て、

満を持してリリースされた今作。

チャート的にも、ザ・スミスのオリジナル・アルバムとしては、

唯一の1位を記録しました。

(ザ・スミスとしては、もう1枚、1位を獲得したアルバムがあります。

少々意外ですが、1992年リリースの、なんだか中途半端なベスト盤、

The Best of the Smiths, Vol. 1 」が1位を記録しています。)


ハウ・スーン・イズ・ナウ」(記事はこちら )でも見られたように、

これまでのザ・スミスと比べ、楽曲の幅がかなり広がりました。

ロカビリー調の「ラシュロム・ラフィアンズ」、

ちょっと気持ち悪めのファンクさがたまらない、

バーバリズム・ビギンズ・アット・ホーム」等、

音楽性の広さが感じられるようになった感があります。


特に、日頃軽視されがちなリズム隊の2人、

アンディ・ルークとマイク・ジョイスを少し見直すことが出来ました。

「バーバリズム~」でのアンディ・ルークのうねりまくるベースや、

ホワット・シー・セッド」でのマイク・ジョイスの叩きまくるドラムを聴くと、

もう少し評価を高くしたくなります。

(この辺は、ライブ盤や、1stのトロイ・テイト・セッションを聴くと、

もっとよくわかるかも。いずれ書きたいと思います。)


アルバム・トータルとしてのまとまりも良く、

1st「ザ・スミス」(記事はこちら )よりも、

バンドが格段に進歩したことをうかがわせる、充実っぷり。


また、アルバム・タイトルや歌詞の内容からも、

これまでよりも社会的なメッセージ性が強く、

モリッシー特有のねじれた攻撃性が炸裂したアルバムじゃないでしょうか。


しかし、アルバム・タイトル曲「ミート・イズ・マーダー」、

この曲だけは、どうしても苦手です。

やっぱり、ベジタリアンには到底なれそうもない、

お肉大好きな私としては心が痛くて、

毎回飛ばしてしまいます・・・



そして今回のジャケット写真は、

1968年作、エミール・デ・アントニオ監督による、

ベトナム戦争のドキュメンタリー映画で、

第42回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した、

In the Year of the Pig」(亥年)からです。

ちなみに、兵士がかぶっているヘルメットの文字は、

「ミート・イズ・マーダー」とは違っています。

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