新名杏梨ちゃん、光希沙織ちゃんプレイス感想 | 元玉拾い(もと、たまひろい)のスポーツとか草花とか

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新名杏梨ちゃん


10年前から、再演されている理由が分かった気がします

企画・製作空感エンジン
「プレイス」

日曜日のD班、開演前に、演出の三好忠幸さんにお会いして、お話することが出来ました。三好さんは、今年の春、本公演「ドゥーガヌーアドカーン・ぺ!」の「社長」役を拝見して、すっかりファンになりまして、今回は演出ってことで、それも楽しみでした。

平野舞ちゃんと終演後にその話をしたら「あぁ、楽屋で男性のファンの方に声掛けられたって、言ってました」って。それは、わたくしです。

再演している舞台ですし、今回の公演期間が終わったので、
ストーリー、ネタばれ、おおありで書いています。


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まず、日曜日、18:30の回、D班

にーなんが、美奈役

史は、伴恵里香さん

「幽霊ビジネス」を始めようとする、美奈と史。
軽いノリの会話ながら、ちょこちょこっと、美奈が
彼氏と別れて、かなり傷付いていることをにおわせる話も

にーなんがアドリブで言ってた、焼酎の「いいちこ」をちょっとエッチな(?)・・ってとこだけ、意味が拾えませんでした

幽霊が観えるって言ってた、森川先輩を呼ぶことに

森川先輩役は

平野舞ちゃん


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これまで、平野さんは、三好さんに可愛い役をたくさんやらせていただいていたそうで、三好さんに「もう、(可愛い役は)いいだろう。」と言われたそうで、クライマックスシーンのみは、はじけまくりの「変なヤツ」

3人が揃ったところで、幽霊の安藤羽根子が、ぼろアパートの部屋に現れました

「なんでいるの?」

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羽根子役は

七瀬ちほちゃん

怖い幽霊かと思いきや・・

「幽霊が観える」と豪語して、幽霊と会話してる、森川先輩でしたが・・



実は、まったく見えてなぁい。
幽霊がなにを言っているのか、まったく聞こえてなぁい。


ここまでは、美奈の心情に関する伏線はあるものの、
コミカルな感じ

羽根子が、アドリブで歌を歌い、客席をあおると、手拍子、来ましたぁ
わたくしも、手拍子しました。こういう、舞台と客席とのキャッチボール、好き


しかし、「最初の客」としてやってきたのは、親友の美奈から
彼氏の健太を奪い、その健太と結婚することが決まっている、晴海


ここから、一気にシリアスな展開に

晴海役は

大湊衣里子ちゃん


このシリアスな場面になってから、にーなんの集中力がどんどん高まっていくのを感じました。


そして、誰からも見えていないんだけど、女同士のバトルに参加している、羽根子


美奈「健太の好きなもの、なーんだ」
晴美「・・・しゃけフレーク」

健太のひみつであり、自分しか知らないと思っていた「意外な好物」を晴美も知っている。これに美奈の心は折れて、健太をあきらめようと決意



そして、晴美の方から「美奈とふたりきりで話したい」と切り出して、
森川先輩と史は、部屋から出て行くことに。

でも、羽根子(幽霊)は、呪縛霊のため、この部屋から出て行けない・・
その結果、友人から彼氏を奪い、結婚することになった晴美と、

健太から送られてきた結婚式の招待状に「ご出席」にまるを付け
今でも、健太からもらった指輪を左手薬指にしていた、美奈

晴美は、ここまで、鎧を身にまとっていましたが、
それを脱ぎ捨て、本当は晴美と健太、どちらを選ぶか悩んでいたこと、
美奈のことを、今でも大切な友達のままでいたかったことを告白

晴美「もう、会えなくなるね」
美奈「もう、会えなくなるんだよ」

そう言って、振り返った美奈の手には、ナイフが握られていて

晴美に突進していく、美奈

身動きできなくなってしまう、晴美

この状況で、羽根子が美奈を後から羽交い絞めに

美奈は、自分が幽霊に止められていることには気付かず、
でも、切りつけることは出来ず「早く、行って!」
カバンも携帯も部屋に置いたまま、転げ出すように部屋から出て行く、晴美

羽根子「よく、ガマンしたね。それでいいんだよ」

と、晴美の携帯が鳴り出し

それが、健太からの電話と確信した、美奈は電話に出てしまいます
健太の声を聞いたら、また健太への想いが募り・・
でも、もう、健太とは会えない・・
晴美を刺そうと手にしたナイフを、自らの胸に着きたてようとする美奈

あわてて、美奈を押さえる、羽根子

ここで、土曜日、最初に観劇したときには気付かなかったんだけど、
平野舞ちゃんと、ここのシーンについて土曜日終演後に話していたので

美奈は、ここで、羽根子と会話しているのです
「死んじゃダメ!生きていれば、あなたを必要とする人が必ずいるから。その人のために、生きなきゃダメ!」「もう、いいの!」「よくない!」

羽根子の必死の言葉に、ナイフを手から離す、美奈

そこへ、史と森川先輩が戻ってきて、
美奈の前に落ちたナイフを見て、察したふたり
史はナイフを美奈から遠ざけ、美奈のほおを叩く、森川先輩
そして、史に抱きつき、嗚咽する、美奈

この一連のシーンの美奈と羽根子、息、ぴったり
美奈の感情が、客席のわたくしにも、どんどn伝わってきて
涙が止まりませんでした

この写真とは、まったく違う表情やったね

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美しすぎない女の記者、戦国降臨GIRLの降臨フォン研究者の助手、DOG’sのアイドル犬、解体OKの予備校生、LIFEのバイト、戦国降臨ガールズ、

戦国降臨ガールズのときのにーなん

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にーなん予約特典で、もらいました


この日のにーなんの芝居は、これまでで、ダントツに最高

そして、クライマックスシーンの羽根子はじめ、

5人のバランスがとてもよかった



1時間半後、


光希沙織ちゃん

が、晴美役のC班


美奈役は、NHK Eテレ「Rの法則」に出演してる


新谷あやかちゃん


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さおりんと新谷さんとも写真撮りましたが、アップロードはダメなので
わたくしが個人で楽しみます

さおりんがブログで「主役の羽根子、ヒロインが美奈」という表現をしてました

たしかに、チラシで、役名と役者さんの対応表では、安藤羽根子が一番上に書いてあります。でも、D班では、羽根子は、なくてはならない存在だけど、主役ではなかった

それに対して、C班の羽根子役は、空感エンジンの劇団員である、栗本有美子さん

クライマックスシーンのあと、3人は幽霊ビジネスをあきらめて、ぼろアパートの部屋から出て行きます。その姿をずっと目で追っている羽根子。そして、またひとり、出て行くことのできない、この部屋にひとりぼっちになってしまった羽根子の寂しさが、サイドストーリーではなくて、メインの存在感でした

このへんが、同じ舞台でも、班によって、違う、おもしろいところです

A、B班は観られていなくて、残念

さて、今回のさおりんは、ドゥーガヌァードカーン・ぺ!の彼氏にメロメロな美大生、SAKURAの兄想いで、おてんばの妹、千年マチコでは、世間とちょっとずれた感じのお嬢様

比較的、似通った役が続いてましたが、今回は

前半は、鎧をまとって、友人と決別宣言を淡々とする、氷の女
ふたりきりになってからは、鎧を脱いで、親友と好きな男の間で揺れていたこと、今でも、本当は美奈のことが大切であることを告白する、本音を魅せる女性

この2面性を、髪型、化粧、座り姿、声のトーン、いろいろな工夫で演じ分けていて、観ているこちらも、心が痛みました

美奈の「健太を忘れれらない心」を折った、「しゃけフレーク」入りのお手製おにぎりをくれた、さおりん

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白木さんの美奈も観たかったなぁ


プレイスが終わり、もう次の舞台の告知が出ている、
さおりんとにーなんなのでした。今度は別々の舞台

もちろん、次も行きます


あぁ、うち、やっぱ、戦国降臨のような大きな舞台より、
こういうやつの方が好きだな