心臓血管外科医 山本 晋 医師 ハイリスクな大動脈瘤手術に挑む | awanikoの沖縄プチ移住ライフ

心臓血管外科医 山本 晋 医師 ハイリスクな大動脈瘤手術に挑む

心臓血管外科医で、難度の高い大動脈瘤の治療に専門特化している
山本 晋 医師がフジテレビの特番で取り上げられることについて先日記載した


山本先生のパートの前半はとてもよくまとまっていた。

いかに高度な手技と長時間の高度な集中力が求められる難しい手術かということも、コンパクトにまとめてよく伝えていたし、

山本先生が本拠地とする川崎幸病院(さいわいびょういん)の大動脈瘤センターが、日本国内に存在する唯一の大動脈瘤専門特化施設であるということ、そして、その代表であり師である山本先生にあこがれて若い医師たちが集まってきて、大動脈瘤の臨床技術を磨く唯一の研鑽機関となっているということも視聴者に伝わったであろう。


いかに難しい手術であろうと、決して「神の手」などいらない。

奇をてらったことなどしようとせず、いかに、毎日、毎日、同じことをやり続けることができるか。

神の手などなくても、毎日こつこつと実績を積み、「職人」になりきりさえすれば、必ず同じ結果がでるのだ。

高い技術を毎日繰り返して続けることが大切で、そうすれば、他のさまざまな分野の職人と同様、均質的なパフォーマンスを実現することができるのだ。


・・・ この部分については、現在わたしがかかわっている競技ゴルフの分野とも共通する。

わたしが関与させていただいているトッププロを目指すゴルフ選手には、ぜひ、この山本先生のポリシーを理解して、自分のものとしていただきたい。



さて、番組の件に戻るが、

今回の番組は、「救った多くの命よりも、救えなかった命のことを記憶にとどめ、ハイリスクな手術に挑む」心臓血管外科医の苦悩・・・

という、ドラマ仕立てのテーマを前面に出していたため、必ずしも、山本医師の理念・ビジョン・ポリシーや、川崎幸病院 大動脈瘤センターの存在意義について適切に表現していたとは言えないと思う。

私が山本医師と交流をもたせていただいて、教えていただくこと、感じることは、もっと深く、もっと建設的で、もっと将来に向けて拡張的なものである。


限られた時間内での編集、多様な視聴者に伝わりやすい明確なメッセージ性をもつ必要、・・・から、どうしても仕方がないのかもしれない。


しかし、「大動脈瘤手術の手術死亡率は33パーセント」・・・などと、いかにも大動脈瘤手術の対象患者の3人に1人が死亡してしまうかのような印象を与えているのはいかがかと思う。33パーセントというのはあくまでも大動脈瘤破裂により救急搬送された患者についての手術死亡率であり、予定手術(破裂を予防するために事前に計画された手術)の場合は、テロップにも表示されていたが、手術死亡率が8パーセント強である。

そして、番組で取り上げられた手術は、すべて予定手術であった。

細かいところかもしれないが、報道関係者のモラルについて考えさせられる。。。