被災地を狙うEM菌の正体(構成微生物を私財を投じて調べました) | 渾沌から湧きあがるもの

 

 

 

 

 

 

この記事にもありましたEM菌について多くの方が心配していた通り被災地への介入をはじめたとのことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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EM菌の正体(構成微生物を調べました)

 

 

 

EM菌は、元々農業用の微生物資材として堆肥作りを目的として開発されましたが、「農業、環境、健康、食品加工、化学合成、工業、エネルギー、土木建築など広範囲で応用可能であり、従来の微生物関連資材の常識をはるかに超えたものである」としてあたかも万能であるかの様に宣伝されるようになりました。しかし、そのほとんどは科学的根拠に乏しく「ニセ科学」だと批判されています。
参考:疑似科学とされるものの科学性評定サイト(明治大学科学コミュニケーション研究所)
http://www.sciencecomlabo.jp/health_goods/effective_microorganisms.html

 これまではEM菌を構成する微生物が大まかにしか明かされておらず、「特殊な善玉菌の集合体」という幻想が守られてきました。そこで、最新技術である「メタゲノム解析」(メタ16S解析とメタITS解析)により、網羅的に構成微生物を調べました。EM菌の様々な特殊効果を出しているとされる「光合成細菌」は検出されず、主要な微生物の種類も実際に検出されたものとは異なっていましたまた、EM菌培養液に含まれる微生物の多くは「雑菌」でした。EM菌の正体が分かってみれば、その万能性に対する幻想は薄まると期待しています。

 

※この一連の解析は資金的な背景を疑われないように全て私財を投じて行っています。
 

以前、ある学会がEM菌に関する研究報告をした際に、EM側と敵対していた団体から研究費を寄付されていたことで、EM菌に批判的な結果は疑わしいとして反論材料にされてしまいました。そこで、この解析はそうした謗りを受けないように全て自費で行っています。解析費用の他に実験材料や器具、顕微鏡などの機材を購入したので、総費用は約70万円ほどになりました。本格的な検証には費用がかかるのと専門知識がいるので、誰もが手軽にできることではないのですが、こうした「検証活動」に賛同してくださる方々が多ければ、他にもこうした活動を試みようとする動きに繋がると思います。よろしければ「サポート」をお願い致します。m(_ _)m

※解析結果を第三者が検証できるように「メタゲノム解析」の生データ(ampliconデータ:fastq)をUPしておきます。
 注:このデータ解析には専用ツールと専門知識が必要です。
https://drive.google.com/drive/folders/1b7hc_gq8DqA4aiFKEkWzm4VWOr62-3IN

 

 

詳細は

 

 

 

 

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