「翁長雄志は命がけでした」
妻樹子さんが語る壮絶な最期
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/307620
8月8日に亡くなった前知事の翁長雄志さんの妻の樹子さん(62)は、沖縄のタイムスのインタビューに、名護市辺野古の新基地建設問題に関する前知事の思いなどを明かした
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◆沖縄の人たちの心を一つにしたかった
撤回と聞いて「あなたが待ち望んでいたことよ。自分の責任でやりたかったと言うでしょうけど、皆さんが遺志を継いで頑張ろうと立ち上がってくれたのよ」と仏前に報告しました。
翁長雄志は命がけでした。他の人にはなぜそこまでするのか、と理解できないかもしれません。
政治家として自分に何ができるかを追い求めてきた人です。
若い頃は何を考えているのか、何をやりたいのか、分からないこともありましたが、亡くなって初めて思うんです。ずっとつながっている。沖縄のことを思い、沖縄の人たちの心を一つにしたかったんだと。
本人は亡くなる直前に言ったんです。辺野古問題で悩むことが多かったでしょ。
「人がどう言うか、分からない。人がどう評価するか、分からない。でも、知っていてほしい。僕は精いっぱいやったんだ。これ以上できない、それでも足りないだろうか。僕の力がそこまでだったんだろうか」と。
私が「ウチナーンチュだったらきっと分かるはずよ」と言ったんですよ。
そしたら、翁長は静かに笑ってました。
◆県民が諦めなければ新基地は止められる
7月27日に撤回を表明し、30日に入院しました。
10日そこそこで亡くなったんですが、肉体的にはとっても大変、きつかったと思うんです。
弱いところを見られたくないという思いが強かったですから。
副知事や公室長が来たときも病室のいすに座って話をしていました。
若い頃から政治一筋だったので、自分がいま何やるかが分かっていたのかもしれない。撤回の準備に入ったのも、自分の体調が本当に厳しくなってから。どうにか撤回まで持っていきたいと考えていた。
ぎりぎりの状態で進め、結局、自分で撤回することなく亡くなってしまったけど。
後は任せるということになり、本当に申し訳ないという気持ちだった。
県民が諦めなければ辺野古の基地は造られないと思う。
それは翁長も私も信じていた。
県民が辺野古の基地はもうしょうがないということになれば、未来永劫(えいごう)沖縄に基地を置かれたままになる。
それでいいのでしょうか。
翁長は命をかけて、そこを問い続けた。
もう一度踏ん張りたい。私にはそれしかできない。
ウチナーンチュが一つになって、団結したとき、私たちが考えている以上の力強さがあると次男が県民大会で言ったでしょ。本当にその通りだと思うんです。
一つになって立ち上がる。
その強さを翁長は求めていたんだと思うんです。若い頃から。
◆私が翁長の背中を押した理由
7月27日の記者会見の時、知事室からエレベーターに向かう廊下の窓際に腰を掛けて休んでいたのを記者たちが見て、記者会見で聞いたら、外反母趾(ぼし)と応えていたけど、あれは全然違う。
前日、県庁に行って撤回に向けた最後の打ち合わせをして、公舎に「ただいま」と帰ってきた。
玄関にあったいすに座って3分、廊下で3分、リビングで3分、寝室までの廊下でまた3分、5メートルを歩くのに20分かかる状況だったの。
「記者会見で自分の思いを伝えることができるだろうか。記者の質問に答えることができるのだろうか」と私に言ったの。
私は「できるに決まっているじゃないの。何のために頑張ってきたの。あなたがやらないで、誰がやるの」と背中を押しました。
口の中いっぱいに口内炎ができていて、小さな粒の薬を飲むのも少しずつ少しずつ流し込むように。これも20分かかったかな。
翌日起きて、送り出して、記者会見で30分間話し続けることができたと聞いて、私は「神様ありがとう」と何度も繰り返した。
弱い姿を見せたくなかった人ですから、外反母趾と言ったんでしょう。
私がそうじゃなかったと言ったことで、翁長は怒っているかもしれません。
「なんで本当のことを言うんだよ」って。言葉が聞こえてくるようです。
そんなきつい翁長の背中を私が押したのには理由があるんです。
◆もう新聞を読めないよ
撤回が現実味を帯びてきた頃、国から「一般の職員にも損害賠償を求める可能性がある」という情報が伝わってきたんです。脅しのようにも聞こえるでしょ。
県庁内は戦々恐々になったようで、翁長は「自分は政治家だから丸裸にされても、撤回をやる覚悟はある。でも一般職員をそんな矢面に立たせるわけがない」って、強く言ったんです。
私たち家族もその責任を負う覚悟はありました。
でも一般職員にそんなことを言うのはどうなんでしょうか。
皆さんには本質を見てもらいたい。
2期目の出馬についても、本人から直接聞いたわけではないけど、12月の任期を全うできないと感じているんじゃないかなと思うことがあったんです。
例えば、4月に膵臓(すいぞう)に腫瘍が見つかる前から、公舎にあった自分の本の整理を始めたんです。大切にしていた本も捨てて。何をしているのと聞いたら、「これは君たちにはできないことだから、僕がやるんだ」と言うんです。
何があっても新聞を読む人でした。
胃がんの時も膵炎(すいえん)の時も、病室で私が来るのを待つというより、私が手に持つ新聞を待っているんです。
それが、亡くなる2日前に、新聞を差し出すと「ごめん。もう新聞を読めないよ」って言うんです。新聞の情報を何よりも大切にしていた人ですから、私も「えっ」と思ったんです。
この期待に応えてくださいよ。
いつまでもいい新聞を作ることがこの期待に応えることですよ。
皆さんには頑張ってもらいたいとずっと思っているんです。
◆最後まで周りに気を遣うお父さんだった
でも翁長が弱いところを見せるのは本当に初めてです。
撤回の前日に記者の質問に答えられるかなと言ったとき、そして、亡くなる2日前ですか。
出会ってから本当に初めてと言っていいくらい。
昨年の後半頃から、お風呂上がりに体重計に載るたびに体重が減ったようです。
胃がんの後で75キロ。これをキープしようと維持してきたんですが、70キロになり、65キロになり。いくら何でも様子がおかしいんじゃないのと病院に行き、体重減も気になるけど、血糖が上がったことも気になると言われ、もしかしたら糖尿病かもと思い、その日のうちに検査したら膵臓に腫瘍が見つかりました。
最後に入院したとき、1回だけ「苦しい」といったことがあるんです。
病室で車いすに乗ろうとした時に私が支えていたんだけど、バランスを崩して、二人で転んだの。私に苦労させたと思ったんだろうね。そのとき、私にもたれかかるように「苦しい」と言ったの。1回だけ。
そのとき、死期を覚悟していたのもしれない。もしかしたら恐怖があったのかもしれない。
こんなことを私に言ったの。
「この先、子どもたちにあたることがあるかもしれない。自分で自分をコントロールできなくなるかもしれないんだ。そのときは、子どもたちに伝えてほしい。今のお父さんは本当のお父さんじゃないよ。病気で自分をコントロールできなくなっているんだよ」と。
でも、最後までそんな必要はなかった。
最後の最後まで子どもたちにあたることはなかった。
周りに気を遣うお父さんだった。
でも、でもね。ずっと難しい顔をしていたでしょ。
だから最後は見せてほしいと思った。
翁長の本当の笑顔を。
末っ子の甘えん坊の笑顔を。
明るくよく笑う人だったんです。
この4年間はほとんど見ることがなかったから。
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モリカケ王©!@yzjps「撤回!」謝花・沖縄県副知事「本日、承認を取り消した!」来たぁ~ 辺野古埋め立て承認「撤回!」 配信中です→https://t.co/zTxK0zSPvn https://t.co/2M512szGrA
2018年08月31日 16:04
田中龍作@tanakaryusakuけさの沖縄2紙。「辺野古埋め立て停止」「違法状態法放置できぬ」・・・強烈な問題意識。強烈な反権力。同じ新聞なのに全国紙とこうまで違うのか。 https://t.co/kfi6jevCd8
2018年09月01日 08:37
玉城デニー@tamakidenny玉城デニーの決意表明を行いました。翁長知事の志を継ぎ、イデオロギーよりアイデンティティだとしっかり主張できる、誇りある沖縄にしていきます。平和を希求するかけがえのない島の未来、新時代沖縄へ。 https://t.co/0qSGpuvU2a
2018年08月31日 20:00
HRK@on_and_underおお!これは朗報!本当に世の中が変わるときは連合が変わるとき。 連合、玉城氏推薦へ=沖縄知事選(時事通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/YfOxd75wFI @YahooNewsTopics
2018年08月31日 21:42
沖縄タイムス辺野古・高江取材班@times_henoko9月1日午前11時、キャンプ・シュワブゲート前では辺野古新基地建設に反対する毎月第1土曜日の集中行動がありました。主催者発表で約800人が参加。県の埋め立て承認撤回で工事が止まったことを「翁長雄志前知事の決意と現場の闘いの成果だ」… https://t.co/QzUlQst30e
2018年09月01日 12:15
こたつぬこ@sangituyama翁長さんが遺した「イデオロギーよりアイデンティティ」という言葉には、現状の表層的な権力関係だけがまるですべてであるかのような虚偽意識(イデオロギー)ではなく、沖縄の歴史的経験のうちに潜み、沖縄に生きるならば誰もが共有できる同一感覚… https://t.co/aRxdQYInLL
2018年09月01日 11:53
菅野完事務所@officeSugano森友問題で財務省が国会に提出した書類が全て捏造だったため、野党の一部では「偽計業務妨害で訴えよう」との声が上がった。しかし「国会の出来事を軽々しく司法に訴えられない」という「良識的」な判断で落ち着いた。 それにひきかえ、官邸は、辺野古の話で沖縄県の職員を訴えようとしているのか…
2018年09月01日 11:01
ryozanpaku@gnpthnt311知り合いの人の話。創価学会の人から電話がかかってきて、用件は「沖縄に知り合いがいないか。いたら、自公の推す候補に投票するよう頼んでくれないか」というもの。これ東京近郊での話です。「基地も軍隊もない沖縄の本土復帰」を誓った池田大作(「人間革命」)の夢はまぼろしとなりにけり。
2018年08月31日 14:49
大袈裟太郎(おだやか太郎)@oogesatarou仲里利信選対本部長、 「わたしも翁長知事も自民党員だったが、今の自民党は安倍の使い走りになり下がった」 / #沖縄県知事選挙 玉城デニー氏事務所開き https://t.co/ZIsMdaBPkV
2018年08月31日 18:52
おきなわ🐠カルト👼基地👨🏭 bot@okinawacult2017幸福の科学が発行する、翁長知事の守護霊インタビュー。 「秋田vs沖縄の戦いなら五分と五分」 「沖縄は中国軍が護ってくれるから」 「尾を長ーく引っ張りながら王朝するよ」 などのパワーワードがならびます。 https://t.co/BDhLYStlTP
2018年09月01日 10:55
正直・公正・Paul🏳️🌈@WallsCome産経 @Sankei_news が「安室奈美恵が朝日新聞にだけ広告を出すのはおかしい!」とか騒いでるけど、そもそも沖縄での産経の発行部数は2014年の上期でなんと285部しかなく、世帯普及率が0.05%と産経は沖縄では存在しないに… https://t.co/RCl3g89CLW
2018年08月31日 12:13
ウチナーマヤー@uchinaamayaa証拠写真だニャ。 #佐喜真淳 #沖縄県知事選2018 https://t.co/25352zDc5x
2018年08月30日 22:42
ryozanpaku@gnpthnt311知り合いの人の話。創価学会の人から電話がかかってきて、用件は「沖縄に知り合いがいないか。いたら、自公の推す候補に投票するよう頼んでくれないか」というもの。これ東京近郊での話です。「基地も軍隊もない沖縄の本土復帰」を誓った池田大作(「人間革命」)の夢はまぼろしとなりにけり。
2018年08月31日 14:49