最近家にいることが多いので、古い写真を整理することが多くあります。

 

孫の写真、桜の写真、電車の写真etc…といろいろですが、時に昔を思い出してしまってしばしの間じっと見入ってしまう写真があります。

 

木次線を一昨年の11月まで走っていたトロッコ列車「おろち号」を撮った写真もそんな感じで、それほど枚数は撮っておりませんが秋の紅葉シーズンになると沿線を訪れて、偶然の出会いでレンズを向け写真に収めてまいりました。

 

そのおろち号、役目を終えた後は長らく米子駅構内に留置されておりましたが、先日(2026.4.3~7)京都鉄道博物館にて『さよなら展示』と銘打って特別展示が開催されたことから特別展示 → 引退 → 解体 となってしまうのでは?と危惧しておりましたが、特別展示終了後に再び回送されて無事な姿が撮られているようです。

 

ひとまず安堵しているところですが、きょうはawakinがかつて出逢った「おろち号」を再見し、想い出に浸りたいと思うところです。

 

JR木次線・出雲坂根駅を出発する「おろち号」(2018.10.27撮影)

こちらはこの度京都の鉄道博物館で特別展示されたDE10形1161号機 です。

人気の車両で、このときも多くのカメラマンが駅周辺に集まってレンズを向けていました。

 

三井野原からの急坂を登り切り、峠に差し掛かった「おろち号」(2020.11.3撮影)

このときトロッコを牽いていたのは、上の写真に写っているDE10形ではなくDE15形2558号車でした。

見た目は青白の専用塗装が施されてほとんど同じですが、窓の部分に丸い旋回窓(降雪時に着雪を弾き飛ばして視界を確保するワイパー)がついているのがDE10形との違いでしょうか。

 

備後落合駅でしばしの休憩をとるおろち号(2023.10.30撮影)

運行をやめる約3週間前のおろち号、もう一度撮影に来るつもりでしたが、このあとすぐに広島の山で鳥(イスカ)撮り中にずっこけて半月板が裂けてしまい、長期休業となってしまった痛い想い出とともにある写真です。

 

定期運行終了後、JR米子駅構内に留置されていたおろち号(2024.4.6撮影)

この日は伯備線を走る特急やくもの新型(273系)の運行初日で、出雲市駅発の一番列車が通過した後まったりしていると、扇形庫からキハ40が出て来て転車台に乗り方向を変え始めたので瞬撮させてもらいました。

 

京都鉄道博物館での特別展示を終えた後の旧おろち号が、再びこの場所に戻って来るのか、それともどこかで解体されてしまうのかわかりませんが、長らく島根県中山間地の観光の柱であった車両です。

 

もしawakinの好きにさせてくれるなら、備後落合駅に遺っている転車台をきれいに修復してその上に安置し、屋根を施して長期保存を図りますが、今は何を差し置いてもカネ、カネ、カネと世知辛い世の中です。

 

どこかの国の大統領のように人の心をなくしてしまう前に、日本人の心の風景をこのままの形で何とか遺せないだろうかと思うところです。