繁殖のために遠い異国から渡って来る夏鳥、抱卵中のものはなかなかに警戒心が強く、迂闊に近づくと巣の放棄につながる可能性があるので、一度でもやってしまうとそれは一生涯拭えない汚点になると考えているawakinです。

 

それ故この時期の鳥見は慎重にならざるを得ませんが、種によっては渡りの時期が早いものがいて、夏鳥の中でもツバメなどはすでに雛が巣立ちし、電線に停まって親鳥がエサを持って来るのを待っている姿がそこここで見かけられるでしょうか。

 

ツバメは住宅街のど真ん中にあるawakin宅のベランダでも、海岸でも、北部の高原でもよく見られることから、夏鳥の中でも最もポピュラーな種ではないかと思っておりますが、よくよく見ると尾羽が燕尾でなかったり、腰回りが褐色だったりとバリエーションがあって楽しめます。

 

きょうはそのツバメ、最近ちょくちょく通って整理などしている田舎の家周辺でよく見かけるので、レンズを向けてみました。

 

 

 

 

ため池では歳々ツバメとコシアカツバメが飛んで来て、水浴びと水飲みを見せてくれます。

 

下手な鉄砲をいっぱい撃った写真ですが、この場所には一度だけですがブッポウソウがやって来たことがあり、水飲みするところを見てみたいと思うところです。

 

 

目線を上げると電線にツバメの幼鳥が10羽ほど停まって親鳥が飛んで来るのを待っています。

 

子どもが複数いる親鳥の給餌の場合は、どの子の元にエサを与えるか前もってわからない(皆が皆エサをねだって騒ぐ)のでとても難しく、反面子どもが1羽の場合は、親鳥の接近に気づくのが遅れても、こどもが先に騒ぎ出すので比較的タイミングが計りやすいのです。

 

写真はそんな感じで撮影したものですが、上のは親鳥が電線に停まって給餌し、下のは親鳥は空中で飛びながら給餌しています。実際にはもう一段階ハイレベルの給餌があって、それは子どもも飛び立って親子共々空中にあっての給餌ということになるのですが、こちらの撮影は甚だ難しく、手持ちでレンズを振り回すだけのやっつけ仕事ではとても対応できないので速攻で諦めました。(三脚で場所を占有したうえ照準器を取りつけ、合焦無視のシャッター押しまくりで千枚のうち数枚いいのが撮れるかもしれませんが、 そんなことはやるつもりのないawakinには撮影不可の被写体ということです。)