GWが終わり季節は晩春を迎えておりますが、この時期には渡りをする鷹さんが遥かな旅路を経て姿を見せ、つぎつぎと上空を通過していきます。

 

高い空をわき目もふらずに滑空(鳥屋は帆翔と呼びます)していく姿は、陸地にへばりついて生きているawakinにはとてもカッコよく見え、渡りのピークの一週間は待ってましたとばかりに高所に上がり、群れをなして渡って来るハチクマを待つ日々を過ごすのです。

 

といってもハチクマたちは常時姿を見せるわけではありません。

 

数時間の滞在中に数羽しか見られないことも多々あり、そんな日はただ空を眺めに行ったようなものですが、観察ポイントの中には眺めがよくて海も見えるところがあるので、そんな場所では遥か下界の航跡を眺めて楽しんだりしています。

 


午前中1羽も飛ばなかった日に撮った朝の瀬戸内海

 

沖合いに停泊しているのは、海自呉基地の空母「いずも」、その上、低いところを飛行機が飛んでいるのが見えています。

 

4発のプロペラ機でひと目でC-130だとわかりますが、あんなところを飛ぶのはおそらく横田から飛んで来た米空軍の輸送機でしょうか。

 

ほかにも瀬戸内遊覧のヘリコプターやセスナ機が飛び、海上ではゆっくりと進む豪華客船の姿も見えたりして、この場所にはゆっくりとした時間が流れています。