先の土曜日、植物公園でバラ祭りを楽しんだ後あちらこちらで買物したりして時間を潰したものの、夕食を食べに入るにはちと早いので、どうしようと思案しクルマを置けて海を見ながら散策できるマリーナホップに行ってみることにしました。

 

土曜日の夕刻ですから人が多いかも?と少々不安な気持ちで向かったのですが、まったくの杞憂でありました。

 

それもそのはず、マリーナホップは賃貸契約が切れるとのことで、今年の12月1日で閉鎖されることが決まっているのでした。

 

まだやっているか?と心配した広島市域唯一?の遊園地、マリーナサーカスはまだ稼働しておりました。

 

観覧車に客が何人乗っているか下からではわかりませんがゆっくり動いていて、バイキング船には女子供が乗っているのでしょう、キャーという嬌声が聞こえてきます。するとガチャガチャガチャガチャという大きな音が聞こえてきてジェットコースターがゆっくりと上がって来るのが見えて来ました。

 

ガーッと音は立派ですが乗客は大人が一人、寂寥感溢れる風景です。

 

一回500円の観覧車に乗ってみようか?と一瞬迷いましたが、海沿いの堤防を歩くことにしました。

 

望遠レンズを海に向けて構えているCMがひとり、聞くとコアジサシを狙っているといい、さらに歩くとかつては宮島まで観光船が出ていた波止場(現在は休止)があり、出港する船はいなくても警備員は居て、暇そうなので話しかけてみました。

 

宮島便の船は朝など客が一人しかいないようなことがよくあって、とてもペイしなかったそうです。おまけにマリーナホップがなくなったあとの開発業者は撤退が相次いでいて、マツダ、広島トヨペットに続いてトヨタも退いてしまったそうで、電動カートのサーキットが出来ると報道されていたような気がしますが、本当に実現できるのか心もとない状況になっているようです。

 

こんな広島市域の端の端、東南海で地震が起きたときには一番先に津波にやられるようなところに誰が投資し、回収できずにカネをドブに捨てるのか高見の見物人にとっては喜楽なものですが、いずれにしても開発を主導した県や市はいくら失敗しようが誰も責任をとらない景色がすでに見えており、またおんなじことをやるんかと呆れてものが言えんというのが本当のところでしょうか。