今は鳥中心の写真ライフを送っているawakinですが、以前は山野草ばかり撮っておりました。
山野草のシーズンは春、夏、秋で、各季節いろんな種の花が見られ、鳥と違って嫌いな花というのはありませんでしたが、好きな花はいくつもあって毎年それぞれの花たちに逢いに行くのを楽しみにしておりました。
好きな種を挙げてみると、セリバオウレン、バイカオウレン、カタクリ、サンカヨウ、オオヤマレンゲ、ヒゴタイ、レンゲショウマ、キレンゲショウマ、シラヒゲソウ、ムラサキセンブリ、キッコウハグマといった面々で、本当はもっとあってキリがありませんが、それぞれの花の旬を捉えようと毎年訪ねる時期を腐心していたものです。
桜の時期が終わり、春もたけなわの今旬を迎えているのはサンカヨウでしょうか。
本来の自生地は高所で広島県内にもいくつかあるようですが、それは危険を伴う渓流沿いの斜面だったり、足を痛めている身にはキツい登山道の傍らだったりするので
今は自生地での撮影は諦め危険のない植栽との出逢いで満足しています。
今年のサンカヨウはどうだろう?と、邑南町の「山野草の楽園」を訪ねてみました。
逢いたかった透明花は2時間遅れだったでしょうか。でもすでに散り果てていた去年と比べると来年に期待を持たせる出逢いでありました。
比較的丈夫?な台湾原産のクマガイソウです。
昔は日本産のクマガイソウや寒冷地産のアツモリソウの姿もありましたが、今は絶えてしまって見ることが出来ません。
陽当たりのよい斜面の上の方ではカタクリが咲いています。
毎年4月下旬に訪ねているので、その年最終のカタクリはここで見ることになります。
サンカヨウはタッチの差で旬を逃したようで、ちょっぴり残念でありました。
あと嫌いな花はないと書きましたが、ひとつだけありました。
トゲがあって、知らずに歩くと切り傷を負うワルナスビ、この花だけは以前サンダル履きで八幡湿原を歩いていて痛い目に遭ったことがあるので、見かけても近づかないようにしています。