今冬は暖冬予想で高を括っていたのが、3月に入ってから寒くなり後半に雪が降ったりしたせいか、季節の巡りが例年とくらべて早いのか遅いのかよくわからない変な?春を迎えているような気がします。
桜前線は去年とくらべると10日ほど遅く北上しているようですし、ギフチョウやイチリンソウなどのスプリングエフェメラルの出現も同じ、イスカやキクイタダキなどの冬鳥が近郊の低山には4月になってもまだ居座っていて、中には繁殖して雛を連れているペアもいると聞きます。
逆にツバメやキビタキなど夏鳥の渡りは例年より10日早いという人もいて、地球全体が暖まることから季節も年を追うごとにずれて来ているのかもしれません。
去年のデータを元に逢いに行ったカタクリ+ギフチョウですが、見事に振られて今春は結局県北では出逢うことができませんでした。
このところ膝に水が再び溜まりだしたので、少しの間山道を歩きながらの探鳥を控えていたのですが、2週間ほど無理せずに過ごしたことで調子がよくなり、久しぶりに近場でギフチョウを探してみました。
1年ぶりのギフチョウ
正味三度目の正直で喜びも一入です。
まわりには地べたにスミレとモミジイチゴ、頭上にヤマザクラとコバノミツバツツジが花をつけていて、出来れば花に停まって吸蜜しているところに出逢いたかったところですが、時間が遅すぎたのかヒラヒラ舞って日向で休息するばかりでした。
知り合いからは3日程前から飛び始めたと聞き、シーズンはこれからのようです。
今年こそは是非ヤマザクラと絡めた花蝶風月といきたいところですが、桜花はすぐに散ってしまうので出逢える確率はとても低いと言ってよいでしょうか。