日中の最高気温が連日20℃を超える日が続き、暖かさに促されてきのうは太田川沿いをクルマで走り、春を探してまいりました。

 

と言っても家を出るときには、先日訪ねてギフチョウの姿を見なかった島根県との境近くにあるカタクリの自生地に行くつもりでしたが、行楽日和で人がどっと繰り出したのか、交通量が半端なく広島市域を抜けるのに思わぬ時間を喰ってしまったので予定を変更したのでした。

 


ヤマザクラはほぼ満開!

川中を泳ぐカワアイサを見つけてクルマを停めると対岸で咲いていました。

 


ソメイヨシノは七分咲き?だったでしょうか。

休憩しようと立ち寄った旧安野駅跡は人とクルマが溢れていました。

 

人ごみを逃れて渓流に歩を進めると…。

 

ミヤマカタバミが出迎えてくれました。

流れの中ではカワガラス、対岸ではミソサザイが囀り、時おりヤマセミが行き交うというナイスなところですが、膝を痛めてからは鳥を追いかけてあたふたするのにうんざりしているので、静かに花を探して歩きます。

 


サツマイナモリが咲いていました。

 

まだ少し早いようで、興味深いことにひとつの株につき花開いているのはどの株もひとつだけなのです。

 

この花はいわばテストパイロットのようなもので、魁の花と言ってよく、植物が一生懸命生きようとしている姿に感動してしまいます。