このところ秋に痛めた膝の調子がちっくし良くないので、リハビリどころではなくなり、山間部でも傾斜のゆるい渓流沿いの遊歩道を散策するようにしています。

 

山には山の、渓流には渓流のよさがあります。

 

標高が高い渓流沿いでは、ついこの間まで瀬戸内沿いの低山でジッ、ジッと地鳴きしていたミソサザイが縄張りを主張して盛んに囀っていますし、足下には春を告げる小さな花があちらこちらに咲いているのを見ることができます。

 


少し暗い渓流沿いの遊歩道ではセリバオウレン、ほかにもバイカオウレンやショウジョウバカマの白い花を見ることができます。

 

周囲の斜面では数羽のミソサザイが盛んに囀っています。

 


陽当たりのよい場所に感じの良い倒木を見つけ、苔むしていてソングポストにならないかと少し待ってみましたがミソサザイはやって来てくれません。

 


でも、ミソサザイを待っている間にふと川床に目を落とすと、ちょこちょことカワガラス、川端は枯草に覆われていてすき間からやっとファインダー越しにその姿を捕らえることができました。

 


巣材にするのかコケを集めているエナガがいました。

 

渓流沿いには雑木林があり、クルマを停めた広場に戻って来ると何やら林が騒がしいのです。

 

どうやら数種の鳥さんが混じった群れが通りがかったようで、確認できたのはエナガだけでしたが、なかなかに楽しい時間を過ごすことができました。