降らない降らないと思っていた雪が、昨日の夕方くらいからとうとう広島市内でも白いものがチラチラし始めました。明朝には、今冬初の雪景色が見られるかもしれません。

 

北の方の芸北八幡では、クリスマス頃に80㎝ほど積もった雪がなかなか融けずに残っていてたのが、先週末くらいにようやくゼロになったのに、昨日一日でまた40㎝余り積もったようです。

 

awakinは膝を痛めていたこともあって動けないので、今冬は雪景色を見ることはないだろうと思っておりましたが、今度の降雪の直前=21日(日曜日)に八幡まで繰り出してほんのちょっぴり残った雪景色を眺めて来たのでありました。(本当は雪中鳥図を撮りに山歩きしたいところですが、医者がまだ止めておけと言うので我慢しているのです。)

 

今冬初見の冬景色を見せてくれた霧ケ谷湿原(2024.1.21)

現地で出会った鳥友さんによると、この場所はこの前々日まで入口に除雪されて積まれた雪の塊が道路を占拠していて入れなかったそうでした。

そうとは知らずに湿原に入り込み、ゆっくりクルマを走らせていると何台かの車列が道路脇に停まっていて見ると知り合いの車ばかりです。

そして皆さんが車窓越しに狙っていた鳥さんがこちら…。

 


キレンジャクの群れ

こちらはそのごく一部です。スマホで全体を撮影し、撮った写真でざっと個体数を数えてみると約300羽いました。

 


彼らの目的はもちろん食料で、もう好物のヤドリギの実は食べ尽くしたのか、不味いことで評判?(誰も食べないのでいつまでも残っている)カンボクの赤い実を食べに集まっているのです。

 


余程お腹が空いているのか、時おりブワーッと集団で降りて来てはカンボクの赤い実を一心不乱に食しては、また何かの気配を感じて一斉に飛び立って高木の枝に集団で停まります。

 

このレンジャク(少数のヒレンジャクが混じっています)、近くにオオマシコが出た年にはまったくのわき役で、見向きもされない可哀想な役回りなのに、今季は暖冬で猿子と名のつくアトリ科の鳥さんの出が悪いので一気に主役に駆け上ったということになります。