人間好きな物があれば嫌いな物もあるものです。

 

ブログ主のawakinもそうで、花鳥風月は大好きでも苦手な物、嫌いな物がいくらかあります。

 

蛇が嫌いだと言う人は多いですが、awakinは無毒だと認識すると毛嫌いすることもなく知らん顔です。

 

でも毒蛇だと咬まれるとタダではすみません。山道の路傍に咲いている花を撮影しようとファインダーを覗いていると、目の前30㎝のところにヤマカガシの顔が見えて驚いたり、トキソウやサギソウを木道の上から撮影しているときに、足下でマムシがニョロっとしてドキッとしたことは一度や二度ではありません。

 

長虫よりも恐怖の存在なのは、刺されると痛い百足、蜂、蜘蛛の類でしょうか。

 

中の百足は近くに山がない三篠でまだ見たことがありませんが、蜘蛛は歩いていて粘い糸が顔に纏わりつくジョロウグモが昔から嫌いでした。それよりもっと嫌なのはアシダカグモ、大きいのが畳の上をカサカサと這い回ってこっちに来るのは恐怖の存在で、何十年経った今でもどこでどういう風に出遭ったか全て記憶に残っています。

 

出遭う確率が一番高いのは蜂でしょうが、幸いにもこれまで刺されて痛い思いをしたことはありません。

 

でもひとが刺される瞬間や、刺されたあとの腫れあがった二の腕を目にしたことが何度かあり、蜂の怖ろしさは脳内に刷り込まれています。

 

その蜂の中でも最凶の(キイロ)スズメバチ、3年前の夏に隣家の軒下に巣を造っているのを見て以来近所で見かけることはなかったのですが、きのうのこと、何と我が家の敷地内に巣を掛けているのを見つけてしまいました。

 


恐怖の存在(撮影日時:2023.12.18 13:53)

 

ふだん殆ど出入りしない物置に、まったく気づかない間に出来ておりました。

巣の大きさは縦横30㎝×30㎝くらいで、棚にガラを積み上げているのでこれ以上巣を大きく出来なかったようです。

 

スズメバチの習性を調べてみるとその活動には気温が大きく影響しているようです。彼らは日中気温が18℃以上になってから活動し始めるようで、15℃以下では動きが鈍り10℃を下回るとまったく動けなくなるようです。

 

今月に入ってからの当地の気温の状況を確認してみました。

 

気象庁のHPよりお借りした広島市(中区)の今月の気象データです。

 

今年は暖冬なので最高気温がスズメバチが活動を開始する18℃を超えた日が3日あります。でも直近の2日間は終日スズメバチがまったく動けない10℃以下だったようで、彼らは何日絶食に耐えられるのでしょうか?

しばらく巣を観察してみたところ出入りはまったくしていないようで、もしかするともう低温に耐えられず働き蜂たちは死滅しているのかもしれません。

 

区役所で防護服を貸与してくれるらしいので電話してみました。

 

結果快くOKしてくれましたが、あと殺虫剤とのこぎりを準備しないといけません。

 

役所の担当者も『たぶんもう大丈夫。巣の中にもう蜂はおらんでしょうて。』と言ってくれましたが、石橋を叩いて渡らないと、実際に蜂に刺されて痛い思いをするのはawakinです。

 

もう少し低温の日が続き、観察を続けて働き蜂の出入りがないことを確認したうえで、左膝の具合がもう少しよくなってから巣の除去を執り行いたいところです。

 

因みに3年前に見つかった隣家の巣は、裏の駐車場に停めているawakin号のすぐ目の上にあってアブナイので、隣家に頼み除けてもらったのですが、出たのが夏場で盛んに蜂たちがブンブン出入りし素人には手に負えないので、業者が来て駆除してくれました。ただ駆除後数日は身の回りに蜂の死骸がいっぱい落ちていてやれんかった記憶が残っています。