何やかやいろんなものに興味が湧いて、いろんなものを撮ってきましたが、鳥の撮影が中心になったのはコロナ禍になってからです。

 

都合3年、ずいぶんな数の写真を撮ってきましたが、撮れて嬉しい一枚というのはなかなかあるものではありません。

 

背景とか、露出とか、反省ばかりです。

 

ただ、鳥の写真を撮るにつれ、付随する知見が増えていきます。

 

渡り鳥の種によっては来たりこなかったりがあること、年によって飛来数が極端に違ったりすること、日本は通過するだけの鳥がいること、食べものにも好みがあること、鳥が立ち寄る実の生る木でも年によって来たりこなかったりすることなど…。

 

何と言っても知的好奇心を刺激されることが続けられるいる一番の要因でしょうか。

 

最近不思議に思ったのは「森のレストラン」、昨年いろんな鳥さんが集まって来て賑やかだったカラスザンショウの木が、今年は閑古鳥でほとんどの実をつけたまま葉がみな落ちてしまいました。

 


ほとんど食べられず、風に吹かれて地に落ちたカラスザンショウの実

 

昨年は実が生っている木の下を歩くと、つーんと山椒の匂いが漂っていたのが今年はほとんど匂いがないのです。酷暑のせいで実の熟成具合が悪いのか、それとも鳥の渡りのルートが昨年とはずれているのかわかりませんが、今年は1か所を除いて鳥影を見ることはありませんでした。

 


1か所だけ鳥影の濃かったカラスザンショウについたムギマキ

 

撮影条件がとても厳しい場所に生えている木で、awakinの拙い技術と堪え性のない性格のためこんなものしか撮れていません。

 

でも、ひと目逢えただけでも良し!というふうに思うようにしています。