たまには花を撮ってやろうと、R7にマクロレンズを嵌め、県北を訪ねてまいりました。狙いは三次の総領町に咲くセツブンソウと吉舎町に咲くユキワリイチゲとセリバオウレンです。

 

花咲く地は灰塚ダムと目と鼻の先にあるので、あわよくばオオワシとコウノトリの影でも見られたらいいなとの一石二鳥を狙っての行程です。

 

ダム湖を素通りして、セツブンソウの自生地を訪ねました。

 


総領町のセツブンソウ、2か所の自生地でよく咲いておりました。

 

さて久しぶりの花の撮影ですが、これがなかなか難しいのです。

 

最近は動き回る鳥さんばかり撮っているので、動かない花など簡単だろうと思うのは素人の浅はかさでした。3年程前までは花ばかり撮っていたというのに、いざ花を前にすると迷いに迷ってこんなに難しかったかと訳がわからなくなってしまいました。

 

一本桜や一本咲のヒマワリでもそうですが、たいていはアングル、光で悩みます。それがセツブンソウだと何百、何千と咲いているのですから、気に入ったアングルを探すのがたいへん。鳥さん同様に自分だけの一枚を撮りたいのは変わりませんから、あれこれ探っても時間が過ぎるばかり…。結果数打ちゃ当たるでシャッターを押しまくるようなことです。

 

おまけにこのときの光、それは光なんてものではなく、強風が吹いているうえに霰まで降って来る始末です。実はこの日は朝雪が降っていて、雪の中から顔を出すセツブンソウを狙って訪ねたのですが、総領ではまったく雪がなく、霰が積もるのを待つ余裕もなくて、一瞬射し込んだ日光を透過する一輪を撮影して移動することにしました。