大塚の観音様にご縁をいただいた帰りに、近くの里山を散策しました。



小雪まじりの風の強い日でありましたが、狭い谷筋に入ると風は止み、時折陽が射すと一瞬暖かさを感じるような時間を過ごしました。



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谷筋は、かつてかなり上の方まで(数百メートル)棚田が造られておりました。



現在はすべて耕作放棄地となり、ススキの原は野猪のヌタ場と化しているのですが、この光景を見て、awakinは、ここなら茅葺きの家屋を建てる許可がおりるかも? などと不謹慎なことを考えるのでありました。



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ときおり枝から落ちる雪がザーッと音をたてるたびに、すわ!『いのししかっ!』と身構えながら先へ進んでいくと、やがて草刈りがされないために山に還りつつある休耕田跡にたどりつきます。



そこにはイノシシ用の罠が据えられており、前に来たときにはなかった餌の林檎の放つ甘酸っぱい匂いが、あたり一面に漂っておりました。



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罠の前には、獣が逡巡した痕跡が残っておりました。



 
獣もさるものであります。



おそらく罠の中の手前近くにあったリンゴなのでしょう。



扉が落ちる前に見事に掠め取り、罠の眼前で食事を摂ったようです。



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斜面にはジクザグに、獣道が造られておりました。



今の時期、瓜坊がいっしょにいるのかどうか、その道に詳しくないawakinは知らないのですが、親猪と遭遇すると危険であります。



谷はまだ百㍍以上進めますが、このあたりで前進することをあきらめ、斜面に注意しながら引き返すことにしました。



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何気なく上の方を見上げると、穴のようなものがチラッと見えました。



木を伝いながら、斜面をよじ登ってみると、確かに何かの巣穴です。



真ん中の穴は深さが1メートルほどあり、寒さを凌げそうな感じが外から見てもわかります。



狸でしょうか。



それとも鼬か、わかりませんが、なにものかの気配を感じました。