広島は先日梅雨に入ってしまいましたが、土日はそんなことに関係なくあちこちでイベントが開催され、盛りだくさんの内容です。
どこに行こうか迷うほどですが、お天気の良かったきのうの候補としては加計のモリアオガエル、あるいは呉海保大学校の海神(わたつみ)祭が上がっておりましたが、awakinが目指したのは先週イベントが行われたせら夢公園でありました。
一週前のイベントとは、「山の日のイベント」と銘打って、絶滅危惧種というよりほぼ絶滅種と言ってよい蝶・ヒョウモンモドキの観察会が開催されたのですが都合で行けなかったのです。
一週間遅れでは当然、例年通り温室の外から白っぽいカバー越しでしかてふ達の姿を見ることができないのですが、日本広しといえどもそこでしか見られない種とあれば見に行く価値があると思うのです。
今回は高速を使わず、茅葺屋根の民家が残っている可能性のある豊栄~世羅西の県道をゆっくり走って蝶に会いに行ってまいりました。
蝶に会いに行ったせら夢公園ですが、今回一番インパクトがあって、記憶に残ったのがこれ!
こわい顔してますねえ。
剥製ですが、最初は恐ろしくて正面からなかなか撮れませんでした。
動物園の檻の中でウロウロ歩き回っているクマとはまったく違う野生の迫力というのでしょうか、映画『もののけ姫』の祟神のように、恨みのこもった唸り声を今にも上げそうで…。
「 けがらわしい人間どもめ 我が悲しみと憎しみを知るがいい 」 ( 「もののけ姫」 )
最近大竹市内や廿日市市内で野生の熊が目撃されていると新聞記事に喧しいです。
餌が少なくて、ひもじくて、どうしようもなく人里に下りて来ているのかもしれませんが、どうか人間に危害を加えず、無事にお山に帰っていただきたい。
この死体を眺めながら、そんなふうに思うのです。