相手の方の状況や心情を
理解して慮ることは
相手の方とよりよく対話するために
大切なことです。

しかしながら、その言葉が
現在の状況の中で希望を
探そうとする視野を
奪うことがあります。

「大変ですね~。今、どんなところが大変ですか?」
この言葉、相手の大変さに
共感する大切な役割を持っています。
しかし、
相手に「大変なところ」を
探し続けさせることに
なる場合があるのです。

今回の事態のように、
大変な状況に対して、脳天気な
ポジティブ思考ではなすのは
違うとは思いますが、

相手の方を
「“全てを”大変だをいう色眼鏡で見る」ように
   仕向ける必要はないはずです。

現状の状況がお互いに
厳しい、大変だということが
共有できていれば。

一緒に頑張るために必要な
具体的なものを、見つけ始める方向に
「言葉」を変えていくこともできます。

こんな時だからこそ
周りを見回して、自分を振り返って
どんなところに、どんな希望の種があるのかを
見つけようとしてみることができます。

すぐに見つからなかったとしても、
興味を向けていれば、必ず
 目に入ってきます
 耳に聞こえてきます
 雰囲気を感じることができます
希望の種のありかに。

ですから、
問題を見つけて、非難するのではなく
課題として改善の命題を投げかけてみてください。

今、課題となっている「買い占め」も、
目の前に物がない、
その風景に対して、政府やマスコミが
「充分にあります」と他人に言われても
いつ手に入るかの希望が見つけられない限り

どんどん「買い占め」の行動に
つながってしまいます。

この場合には、状況がどのように改善していくのか
という見通しがわかることが、
消費者という集団に対しての“希望”になります。

一人一人は
「今、どこに、どんな希望の種があるんだろうか?」
こんな言葉を使って自分でも希望を引き出す始めることができます。

集団心理に対しては、
「今の状況を包み隠さず伝えて、
  今後の見通しについて考えを伝える」
この指針が見えてくるだけで、課題行動をするのではなく
冷静な行動ができはじめるのでしょう。

今は、一人一人が、
今、居る場所で
今、できることを
今、やるだけです。

その原動力として、
今、自分の周りにある、希望の種を自分で、
さらには、誰かの希望の種も、あなたが
引き出していきしょう。

どれだけ役に立っているかは
わかりませんが、

僕自身は、ブログを通して、
なにかしら、希望の種につながる
物を発信できればと思って、書き続けます。