安房の地域医療を考える市民の会 | Blog 安房国再発見

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昨日の衆院選のような嵐の1日。

午後から夕方にかけて、

台風11号が房総をかすって北上しています。


18:30から館山地区公民館で、

安房の地域医療を考える市民の会・呼びかけ人の集いを開きました。


館山市内の2看護学校が閉校することで、

看護師不足に拍車がかかることを憂慮して、

昨秋以来、市民と医療従事者の対話集会を続けてきました。


その中で、活動に賛同し、

呼びかけ人として名を連ねた方が80名。

そのうち、今日の参加者は30名。

うち、医療従事者が9名。


今日は、大御所登場ということで、

亀田総合病院の亀田信介院長も

オブザーバー参加してくださいました。


亀田医療技術専門学校では、看護大学の構想を進めており、

その準備室長・クローズ幸子氏、副室長の川井文子氏も同席。


亀田側では、看護学校を作る以前に、

看護師を志望する若者を増やすような進路指導とまちづくりの重要性を述べ、

看護大学だけでなく、専門学校も残す方針であることを話されました。

現在の3年制では、医療知識・技術と倫理観を教育することで精いっぱい。

4年制をつくるだけでなく、卒後3年間の臨床教育を経て1人前とのこと。

地域の若者が、どこの看護学校に進学しても地元に戻ってくるように、

奨学金制度を充実することを提案。


銚子市立病院をはじめ、全国の医療崩壊が相次ぐ昨今、

医療従事者と市民が力を合わせて、

安房方式を模索しながら、支え合う地域社会づくりの

希望の光がみえたような集会でした。