館山ゆかりの偉人がまたひとり、亡くなりました。
「雪の降る町を」「枯葉」などの曲で知られるシャンソン歌手の草分け、高英男さん(こう・ひでお、本 名吉田英男=よしだ・ひでお)が2009年5月4日午前9時40分、肺炎のため千葉市の病院で死去した。90歳だった。葬儀は近親者で行い、後日お別れの会を開く予定。喪主はめいの吉田隆子(よしだ・たかこ)さん。
学生時代から歌い始め、1951年に留学したパリで本格的にシャンソンを学んだ。帰国後、「枯葉」「ロマンス」などを紹介、「日本の男性シャンソン歌手第一号」と呼ばれた。叙情的な歌謡曲「雪の降る町を」なども歌い、ヒットした。
日劇などの華やかな舞台にも出演。フランスでも活動し、92年にはフランス芸術文化勲章シュバリエ章を受章した。映画「吸血鬼ゴケミドロ」に主演するなど、俳優としても活躍した。
(時事通信2009/05/04-18:30)
ほんの2週間前に、中原淳一さんの命日供養祭が開かれ、
ブログ
にも書いたばっかりだったのに、すごいタイミングの訃報です。
中原のプロデュースで、高は成功し、
2人は生涯、親密な絆にあったといいます。
晩年、病に倒れた中原は、
館山にある高の別荘で療養し、1983年に亡くなりました。
今でこそ、さまざまなジェンダーの問題が
公けに語れる時代になりましたが、
きっと、当時は大変だったんだろうなぁ、ということが、
高の後輩である美輪明宏さんの会話からも想像できますね。
素敵なシャンソンを後世に残してくださって、ありがとうございます。
安らかにお眠りください。 合掌。。。