上から2番めは下からも2番目 | Bamboo Labo

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There is no love sincerer than the love of food.


競技会に出るためにコンビを組むはずだった牝馬が
何と他の人とバッティングしていたことが判明し、
相手はそのままで私の方が馬替えすることになった。


そして昨日、新たなパートナーが決まったのだが、またしても牝馬で
洗い場に連れてきて蹄の裏掘りをしようと近づいたら
いきなり肩を噛まれた。


ヒトを噛んでおいて、
「きゃあ~、噛んじゃったわ~、いや~ん」と大騒ぎするのは馬の方。
痛いのはこっちなんですけど、まったく。


さらに、馬場に出てからも
腹にたかる蠅を追い払おうと後肢を上げるアクションが大きすぎて
そのたびに体が鞍から離れて宙に舞いそうな感じ。


あまり印象が良くないまま

とりあえず並足、速足、駆足とフラットワークをしてみた。

すると・・・


あら


すごく乗り心地がいい。
障害飛越も全く問題なし。
こっちのミスを帳消しにしてくれるフォローも入る。


何かちょっと

気に入ってしまった。


馬替えの結果の新コンビだけど
もしかしたらこの馬で良かったかも。


言葉を超えた~愛もあるはず~♪


と、なるかどうか。
しかも女どうし。


ところで


この時期の早朝の馬場は
本当に気持ちがいい。


もうすでに寒いぐらいの空気のひんやり感が
朝陽に温められて次第に優しい感触に変わっていく感じが
何とも言えず心地良い。


しかも乗っている馬も、そんなわけで非常にしっくりきているし、
もうこのまま、いつまでもどこまでも走っていたい、そういう気分だった。


毎週日曜早朝に練習している選抜チームの参加者は
全部で18名。


年に3回行われる選抜試験でメンバーが選ばれ、
成績で3つのクラスに6人ずつ振り分けられて、
それぞれに障害競技専門の指導者がつく。


それをA、B、Cとすると、私は今真ん中のチーム、
つまりBチームにいる。


昨日は練習終了後、指導者が
「あっち(隣の馬場で練習している超技巧Aチームのこと)に負けないように。
君たちは上から2番目のチームにいるということを忘れないようにな!」
と熱弁をふるった。


それを聞いて、同じBチームの男性が
「でも、下から2番目でもあるんだよな」ボソッと言ったので
みんなで笑ってしまった。



実は睫毛がビッシリな動物


horse4