幸せのスパイス | Bamboo Labo

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There is no love sincerer than the love of food.


家計簿つけてます、と言うと
みんなすっごい驚く。何でだろ。


ちゃんとレシートの添付欄もついてる、
エクセルで作った簡単だけど工夫満載な家計簿ですよ、と言っても
なかなか信じてくれない。


よっぽど家事も何にもしない女と思われているんだろうか。
そんなことないのに。


でもそういうイメージもいいかもね。
面倒くさいからいいや、それで。



その家計簿の毎月の出費項目の中で
突出しているものが我が家には3つある。


<その1>


やはり燃料代。

夫婦それぞれが車が好きで、かつ仕事に使っているので
どうしても原油高の直撃を受けてしまう。


<その2>


次に酒代。

ビール、日本酒、焼酎、ウィスキーは常に欠くことがないように買い置き。
で、これに季節ごとに出回る果物によって、ジンやウオッカが加わるので
外での飲み代を入れない、純粋な酒だけでも毎月すごいことになってしまう。



しかしながら、ガソリンにしても酒にしても、
大切な車と体を動かすための、それぞれ必要不可欠な燃料なので
これらを削ろうとかケチろうって気はまったくない。


だから、値上げされても何されても
仕方ないかなと、諦めの境地。



<その3>


我が家の家計の中で金額的にガソリン・酒と肩を並べる
大きな出費となっている項目がある。


それが猫にかかる
費用だ。


缶詰、カリカリなどの食費は
我ら人間さまの金額をはるかに超えている。


特にカリカリは腎臓の負担を考えての療法食を
飽きがこないように数種類準備しなければならず、
これらのキロ単価が何とブランド米よりもずっと高いのだ。


で、さらにこのお食事をお食べになる猫が
1匹とか2匹とかならまだしも、我が家には4匹もいる。


もちろん彼らは勝手に
4匹に増殖したわけではない。


サイトの写真を見て「きゃーっ、かわええ!」と叫んでブリーダーさんちに
キャリーケースを小脇にホイホイ出かけてしまう我らの堪え性の無さが増殖の原因だってことは
重々わかっている。


しかも、そのホイホイ連れてきた4匹は世界で1,2を争う大型猫種で
食べる量が半端じゃないってことも。


そしてもし彼らが病気をすれば、食費どころではない枚数の諭吉に
羽が生えて飛んでいくということも。


でも、何と言うか、いくら金がかかろうが
毎日幸せですよ。


人の腹や胸を枕にしてクークー寝たりする、
風貌だけはまるで小型のトラみたいだけど
実はとても甘ったれな彼ら。


本物のトラならばとっくに命がない異種交流を
手足に引っかき傷を作る程度で、お茶の間で味わえる幸せ、

それが猫。



というわけで結論。


あっても幸せになれるとは限らないけれど
幸せになるためにある程度必要なものが金。


出ていくことを心配するんじゃなくて
要するに稼げばいいってことで。



トラというよりライオン丸かな。

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