五竜岳♯3①わたしと五竜の巻きの続きです
前回・前々回と何度も書いてきたけどここはスタートが全員一緒
五竜とおみスキー場のテレキャビンでハイテク登山するとテレキャビンの運行開始時間が誰にとっても一緒だからだ
テレキャビンの乗車時間が8分
もしここを歩いたらどれぐらいかかるだろうか?
テレキャビンがトップに着くより早く歩いて着こうと思ったら一体全体何時に登り始めたらいいだろう?
一時考えた事もあったけれど
無理
トップに辿り着くまでに朽ち果てそう
実質やはり、テレキャビンの運行開始時間に乗れるかどうかが大事と思う
なんでこんなに時間の事を言うかというと、
五竜のテン場は狭くて悠長に登ってられないから
もし張れたとしてもかなり斜めっていたりそもそもスペースが足りなかったり
厳しい場所になったりする
あと重要なのはテン場から山頂までコースタイムが1H
遅くにテン場に着いていては山頂へ向かうのは厳しい
特にこのエリアは悪天候になる可能性が高いと思うんだ
特に今回は3度目の挑戦
シーズンに寄って運行開始時間が異なるのだけど
今回は7:00
よし、絶対6:00に起きて朝ごはん食べて7:00に寝るんだ
そう思って気合十分で寝たはずなのに
っはっっっっっ!!!!!!
っと起きると
7:30頃
うそでしょ???
うそだとゆって???
テレキャビンをみると、、、
動いてる
やってもうた
駐車場には誰もいない
「ひちゃやらかしたでつ」
「やるきあるでつか?」
もうほんと急いでテレキャビンに乗った
7:40頃乗ることができた
テレキャビンで8分
急いで朝ごはんを食べた
そして次はリフト
「びゅーーーんでつ!」
びゅーーーんってほど早くないけど、8分のんびりハイテク登山
8:15 地蔵の頭(1676m)
「はっぽのほはなにもみえないでつ」
もうすでに登山計画書の予定から25分も遅れていた
がんばっていくかぁ
「ぼくまたきたでつ!かーーーんでつ!!」
見返り坂
振り返ると地蔵の頭が見える
もーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんてゆうか
本当に今回登りがきつかった
こんなきついの初めてだった
遠見尾根には見返り坂も含めて8個のポイントがある
見返り坂・一ノ背 髪・二ノ背 髪・小遠見山・中遠見山・大遠見山・西遠見・白岳だ
見返り坂の時点で汗だくで一ノ背 髪にもやっと辿り着いた
8:53 一ノ背 髪
「なんかへんなしるがはられてるでつ、まえなかたでつよ」
チャンスロードで息を整えてなんとか先へ
9:10 二ノ背 髪
髪とか、不思議だよなぁ
もう帰ろうかなんてずっと考えてた
白馬方面をみる
ガスが。。。
ふくちゃんとパパは元気に登ってるだろうか
今日ふたりは白馬に向かってるんだ
ふたりは頑張ってるかなぁ
小遠見山で帰ろうか
しかし一体全体ガンバッテって送り出してくれた仲間になんていえば。。。
『撤退の言い訳』
そんな言葉最近聞いたなぁ
そんな事を考えるほどきつかった
小遠見山まではあと100m
9:20 小遠見山(2007m)
小遠見山に辿り着くとそうだ、3回目の挑戦だったと思い出した
自分への挑戦
五竜に受けいれてもらえるかな
ガンバロー
先へ進むことにした
この子前も気がついた子だ
元気でよかった
9:43 中遠見
随所に現れるチャンスロード
ふくちゃんと倒れるなら左!と言っていた箇所
なつかしいなぁ
中遠見を出るとすぐに雨がパラパラ
ザックカバーにレインパンツをはき、上も軽く羽織った
ほどなくして大遠見
そうそう、中遠見からはすぐなんだ
ここまでおんなじ感じで歩いてきた女の人たち3人はここがゴールなのと言った
「こんなに展望ないなんてね!」とも言った
でも楽しそうだった
一緒にちょっとごはんたべてお別れした
ありがとう~
10:30 大遠見
11:17 西遠見
ここ好きだ
テント張ったらきもちいいだろうなぁ
小遠見・中遠見・大遠見・西遠見
とおみ・とおみ・とおみ・・・・・
あ
そか
五竜とおみスキー場のとおみって遠見尾根のとおみか!
って3回目にしてきがついた
ガッスガスだけど楽しかった!
細尾根がたまらない~
階段こんなに綺麗だったっけか
ふくちゃんとの記事を見返したらこんなじゃなかった
この1年の間に新設されたんだなぁ
岩場登場~
やっぱりたのしいね
雨降ってたけど一眼出さずにはいられない
大好きなチングルマ
大好きなイワギキョウ
12:20 白岳(しらだけ)(2541m)
「も、ここまできたらすぐでつ!」
ヴィクトリーロード
みえた!!
「がんばてここまできてよかたでつ!!!」
12:30 五竜山荘
あとからよくよくタイムをみてみたら4h15mで着いてた
コースタイムを1時間ほど短縮していた
いつもテン泊装備なら休憩いれてコースタイムぐらいで歩いているのに
最近日帰り装備の山行が続いたのでペースがおかしくなっていたようで
おそらくそれで妙に疲れたんだなぁアブネ
長期縦走でこれやったらアウトだ
きをつけなきゃ
だけど早く着いたおかげでテン場は余裕だった
テントを張る頃は雨もやんでいて助かりました
五竜はガスの中
と思った矢先にガスがさーーーっと晴れて五竜が姿を現した
チャンスだ!と思った
急いで準備して出発しようとしたその時
ゴロゴロゴロ
デジャブ?!!!
まさかのデジャブだった
またいけないのか???
あっさり引き返してテン場に戻ろうとした時
捜対協の爽やかすぎるお兄さんが
「うん、今この辺最悪です。いつどこに落ちてもおかしくない。」
そう言って雨雲レーダーを見せてくれた
「明日の方がいいです」
そう言ってにっこり笑ってくれた
うん
まだあきらめないよ
明日唐松経由で帰ろうと思っていたけれど
五竜一本狙いに決めた
つづく